かえるの日記&雑談

2003年05月17日(土) 奈良にて憤慨する。

ちょっとウォーキングも兼ねた奈良観光はどこが、と母に聞くと、新薬師寺周辺がオススメだという。まずは奈良駅でエリアマップを貰って、途中にあった興福寺に立寄り、阿修羅様にゴアイサツ。
相変わらず(当たり前だけど)お美しくていらっしゃって、以前「うわ一目ボレ〜v」と盛り上がって、絵葉書だのブロマイドだのポスターだの(本当にある)買い漁ったものだが、そのグッズの品揃えの良さに、幾ら私が今から好きになってもそれ以上のファンが山のようにいるに違いない、と思って泣く泣く諦めたものだ(なんだそれは)。

ゆっくり見ている間に昼になったので鹿フンの転がる緑地帯でお弁当、迷い迷いながら新薬師寺に到着。
はっきりいってものすごく幻滅した。もうもう大がっかり!

前に訪れた時の新薬師寺は、うすぐらい堂内にぼうっと浮かび上がるように十二神将(国宝)の白木の像が本尊を取り囲んでいて、それは静かで厳かな雰囲気だったのに、今や堂内は赤々とライトに照らされて、スピーカーから聖歌のような音楽が響いていて、なおかつ木戸の一方に『瑠璃光をイメージ』したというステンドグラスが!!!!

冗談もたいがいにしろ、ステンドグラスってのは高さのある豪奢な教会建築の窓についてるから映えるのであって、この薄墨で描けるような幽玄空間に似合うもんか。そんなに教会の雰囲気が好きだったらさっさと仏像全部博物館行きにして寺閉めてしまえこのナマグサ坊主。そのうえ修理代寄進しろだと?禄に裏庭の掃除もしてないのに何をぬかすか、今すぐこのスピーカーと安っぽいラブホのバスルームみたいな板ガラス取っ払うってんなら出してやる!


と現住職の襟首ねじ上げて言ってやりたいのを堪え、記帳簿に「やめてくださいおねがいします」と書いて出る。バーミヤンの石仏を壊された時の平山郁夫の気持が分る気がした……。

比較的温厚な(自分で言うか)私の業腹っぷりに、連れのAちゃんに、気分なおしにどーんと東大寺にも寄ろうよと誘われる。ここなら別にクリスマスデコレーションしてようが、中で着ぐるみショーをやってようが生暖かく見守れるよねと(してないけど)入ってみたら、若干明るさは増している気がするが、特に変なことにはなってなかった。
折角来たからには柱クグリにもチャレンジしたかったけど、小学生の大行列の前に断念す。

Aちゃんはいきなり仏像巡りに目覚めたらしいので、来月も見仏ツアーに出るかも。


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える夙川