ガウチ会長事件でちょっと思い出したので、本棚から引っ張り出してきて久々に読んだら止まらなくなり、結局一気読みしてしまった。 オススメなので正確に掲載すると、 文春文庫(1995年初版)『ニ遊間の恋〜大リーグ・ドレフュス事件』ピーター・レフコート著/石田善彦訳 原題は『The Dreyfus Affair-A Love Story』by Peter Lefcourtでございます。
ストーリーは第1次大戦時のスパイ疑惑事件(ドレフュス事件)を換骨奪胎したもので、ある日突然妻も子もいる将来を嘱望された金髪碧眼の大リーガー・ランディが、同僚の名二塁手、スリムな黒人のDJと恋に落ちてしまう、というもの。 原題のサブタイトルどおり、根本はちょっとかゆくなっちゃうぐらい真っ当でメロウで切ない(なんか意味不明)ラブストーリーであり、また出来のいい社会小説でもあり、野球小説としてもトッテモ面白い。<試合のシーンなど、実際球場に通った身としてはリアルに想像できてハラハラドキドキだ!
今読み返すと純情で一本気な(自分が同僚に突如欲情したので、もう動揺しまくる)ランディもかわいーけど、DJが知的で穏やかでストイックで、でも芯はけっこうホットだったりして、なんかカッコイイ方のイリヤみたい…げほげほ☆
DJステキ〜〜vvvというのはさておき、何でこの本読み返したかというと、話の後半で、関係が世間に知られ、騒動を恐れたオーナー連から無期限出場停止処分を受けた二人のために、チームメイトがロッカーでストライキを起こそうと話し合うシーンでのセリフを思い出したから。 「これは、ランディとDJだけの問題じゃない。おれたち全員の問題なんだ。オーナーがこんなことをするのを許したら、どんなことでもできるようになる。ゴルフをするのは野球の利益に反すると言い出すかもしれない。あるいは、映画を見に行くこと、ピザを食うことも……」
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