人はそこに鬼の姿を見たという。
土曜の夜から日曜の朝にかけて、予てからの懸案であった 「ふたりのビッグショーinパセラ9耐」が待ちに待ってついにいよいよ開催されました。 といっても何のことやらわからんという方に一応ご説明いたしますと、 つまり、カラオケ屋の朝までパック(PM11〜AM8)を利用したった2人で9時間わき目も振らずとにかく歌い倒そう、そして武道館を目指そう(嘘)、というたいへん愉快痛快な企画であります。
さて、気になる参加メンバーは、というかもうこの人の他にいるわけがないのですが、 同じ旗の下に集いし良き強敵(と書いて「とも」と読む)勇者バックさん。 そして、一時間だけなら(涙目で)・・・と今回唯一の見学者(犠牲者)、 家が近所だからという理由だけで声を掛けられて参戦と相成ってしまったどぼんさん。 どぼんさんにおかれましては、翌日早朝からの予定を踏まえた上での強行参戦となったわけですがこの件につきましては決してこちらからの強制ではないという事実を強くここに記しておきたい。(ホントだよ!ホントだったら!) と同時に、我々は何時如何なる場合においてもこのような賛同者及び挑戦者、志を同じくする者等の参戦を決して拒まぬことも記しておく。 君が気に入ったならこの艦(ふね)に乗れ!!
と、難しい話(なのか?)はこれくらいにして。 私がどれほどこの日を心待ちにしていたかというと、 前の晩から楽しみ過ぎて眠れなくなりかれこれ20時間ほど寝てない上に、 私にしては超異例の待ち合わせ時間の30分前には待ち合わせ場所に到着するというありえないミラクルを発生させるほど、といえばお分かりいただけますでしょうか。 だけどぜんぜん眠くないよ!
入店前に側の牛タンやで今宵の完走を誓いつつ、肉とかビールとかウーロン茶とかで闘魂注入。 つい浮き足立って予約時間より早めに店を出てしまい、待つことになった15分の長かったこと! そしていよいよPM11、さあいよいよ2人ジャイアンリサイタルの開幕です。
まず一発目に、こっそり以前から温めていたあゃゃネタをさっそうと解禁。 よし、これでもう何も恥ずかしいものはない。 軽い喉慣らしも兼ねた瞬く間の一時間が過ぎ、どぼんさんタイムアウト。 おつかれっした!またいつでも遊びに来いよな! つうか、早っ! 一時間早っ! まだ10分くらいかと思ってたよー。(が、どぼんさん的体感時間は通常の5倍程度と思われ) ということは、早くも残り時間8時間を切ったわけであり、むむぅ、イカンこうしちゃおられぬー。
一見まったりペースかと思いきや、途中トイレ休憩(5分)挟んだ後は 食事はおろかアルコールすら一切摂ることなく(だって声が出なくなるからね!)ただひたすら喉を枯らさないためのソフトドリンクオーダーヘビーローテを繰り返し歌い続けるカラオケバカ一代(原作・梶原一騎) 2人の戦鬼と人のいう。
アニソン特撮は基本中の基本、ルパンネタの応酬に始まり、強制ジョーネタ縛り(私→バックさん)、80年代バンド系から歌謡曲、等々、打てば響き呼べば答えるうれしさよ。 バックさんの持ちネタ「東京ドンピカ」は絶品だ。 つい調子に乗って禁じ手中の禁じ手、ハンタキャラソン「魔性の天使(byキルア)」まで飛び出す始末。 あと、バックさんがご存じないのを良いことに久しぶりに戸川純縛りとかやってみました。
そろそろ後半戦突入ー、という時間帯。 ぜんぜん眠くもないし喉も絶好調なのですが、ずっと座っているので腰の痛みと歌本見すぎて眼がチカチカしてきたよー が、ペースはいっこうに衰えず、それどころかむしろ加速する一方であり、 ついには歌本ローラー大作戦(歌手別あ行からわ行まで順に歌えるのを歌ってゆく)開始。 アグネス・チャンから渡辺真知子までとりあえず制覇してみたり。 ラスト一時間はオーラスっぽい選曲(キャンディーズ山口百恵和田アキ子等)で盛り上げ、 アンコールは待ってましたのマイフェバリットソング「ジョーの子守唄」 (マイ携帯着メロ)キャーステキー。 続いて「true blue」(アトムOP)大合唱でオーラス。 歌っている途中にさすがにカラダが悲鳴を上げたのか突如足がツルというハプニングに見舞われましたがなんとか最後まで歌いきることができ、 ちょっとしたひばり不死鳥伝説きぶんの中めでたくパセラ9耐無事完走ー さくらーふぶーきのー。
というか、実は私的にはかなり余力を残したままであり この分ならば軽くあと5時間くらいなら余裕かも。 とは思ったものの、これ以上友達をなくしたくはないのでその言葉は そっと胸の秘密の宝箱にしまっておいたヨ。
そして眩し過ぎる朝日の中、「またいつか(ネタが溜まった頃に)!」 との硬い誓いを交し解散ー。 いやー楽しかった!あらためて好敵手(と書いて「とも」と読む)にカンパイ!おつかれっした!
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