1度目の時は草加の死にっぷりとか社長の死にっぷりとかポコイダーとか ふざけた感想ばかり述べてしまいましたが、今回はも少しまともな感想(というか言いがかり?)を。
その前にまずポコイダー(8/30日記参照)の件ですが、もう一度よく耳をそばだてて聞いてみたところ、ちゃんと「ヘンシン」てゆってました。 変な言いがかりつけてすいませんでしたピータホー。 ですが、きっとこの先私の中ではずっとピーターホー=ポコイダーであり続けることでしょう、永遠に。
そして言いがかりといえばマリッぺ。 先日映画を観て「うわーこの女サイテー」と思った直後、テレビのマリッペを観て「いやまてこれはちょっとカワイイかもこのコつうかヤバイ、マジカワイイ、マリッペカワイイ」とその考えを改めた私なのですが、やっぱダメです映画のマリッペだめです。私的にダメです。 いや「ダメ」って言うわけではないのだけど、 「つうかこいつ黒いだろいろいろ」と思うのです。 「言うたらある意味自覚してないっぽい分SBより黒いだろ」と。
まず、マリは一応、人間解放軍のリーダー的存在であるにもかかわらず、 たぶん信じてるのは「救世主ファイズ=巧」だけです。 この娘は最初から最後まで、巧、巧、巧、なのです。 いろいろ問題はありましょうが、まあ命がけで戦ってるもこみち他のメンバーはもとより、かなり問題はありましょうが、実質自分たちを守ってくれている唯一の存在である草加ですら、この娘の眼中にはないのです。 そんな彼らの中でこの娘がすることといったら、理想と妄想を振りかざし 仮面舞踏会を開くことくらい・・・。 (や、これは仮面舞踏会開催に至るまでのいきさつの描写がもっとあればまた印象が違ってたんだろうけど) 考えても見てください、自分たちがスープのおかわりもなしに戦っているのに、この娘ときたら事あるごとにあらぬ方向を見つつ「昔の男さえ戻ってきてくれればすべて救われるのに!」などとわめき散らしているわけですよ? フツーならもこみち他のように「やってらんねー」と思うのが当然ざましょ? なのに草加ときたらそれでもなお「俺に任せておけ」とマリの肩に手をやり、そしてあっけなく惨死。これってある意味男じゃないですか! いや、貴様の死に様は立派だった!前回は笑ってすまんかった!
で、その後マリがどうしたかというと仮面舞踏会で昔の男に再会、 ついに再び変身したファイズの後ろでのあのうれしそうな満面の笑顔ときたら。 草加、犬死中の犬死。THE・犬死。 まあ女子的観念から言えば女なんてけっこうこんなもんだとはおもうのですが。それはまたそれとして。
この映画はある部分「プリンセス・ブライド・ストーリー」なのだと思うのですが、それにしても犠牲が多すぎる。 なぜ、ウマオチームが死ななければならなかったのか。 ウマツルヘビを殺したのははっきり言って人間解放軍(マリ含)の皆さんであるわけで。 その点を踏まえますと、ぶっちゃけテーマ的にゆったらウマオチームメインでよかったんちゃうんかとも思うのですが。 せめてあの場面、マリはウマチームがSBに乗り込むのをもっと止めるとか、 でなければ一緒に乗り込むくらいのことをしないとイカンのではないか。 なのにそこでまた自分の心配ですよこのお姫様は。 「巧がオルフェノクて言われたときすごくいやな気がした・・・ 私、うそつきかもしれない・・・・」 なんてこと言いながら、でもやっぱりウマチームは特攻させてるわけですよ。 おまえら行ってこい、と。信じてほしかったらベルト盗ってこいやオルフェノク、と。 ひでえ、ひでえよこの女・・・ たってもうこの時点で↑のセリフなんて私に言わせりゃ単なる媚にしか聞こえませんよ。
ウマオがオウガになって出て来たとき、「どうして!?」じゃなくて その時おまいは一瞬でも自分の↑の言葉を思い出したのかと。思い出してみれと。まず、自分の胸に手を当ててよーく考えてみれ、と。 どうしてもこうしても、自分のことは棚に上げて「どうして!?」とはこれまた勝手な言い草やおまへんか、と。
2人が(心で)血ヘド吐きながら戦ってるときだって、いつの間にか当然のごとく巧を応援。 「闇を切り裂き光をもたらす(だっけ?)」 ウマオはいやおうなしに「闇」扱いですか。 そこはヒロインが「ふたりともやめて!!」ていうべきところでは? そんなマリを巨大サイ(?)オルフェノクから救って死ぬウマオ・・・・ なーぜー 結局、最後まで、ヒロイン(お姫様)だからという理由以外にマリがヒロインとして生き残る意義が見出せないのですよ。 まあそれで充分なのかもしれないけれど。プリンセスブライドとしては。 でもそれだったらこれはまたちょっとアレな発想なのかもしれませんが、逆にマリが死んでウマと巧が夢を引き継ぐ・・・のほうが、そんなマリキャラも肯定できそうだし、納得できたような。 (あ、もしかしてテレビ版のほうは・・・・)
「巧がオルフェノクなんてそんなことあるわけない」 というマリの歯に衣着せぬウッカリ発言の差別性とかにはなんら言及されぬまま、 うそっ王子様(巧)はオルフェノク!?→しかも最強(オルフェノクの王)→ へぇーそうだったんだー(満へぇ)→そういうことならまあオルフェノクもアリかも☆→ちゅうわけでみんなの夢は私たちふたりが引き継いでゆくてことでとっとと道を空けれ下民ども。 いや下民どもは言ってないけど。
まあね、マリっぺなりにいろいろ悩んだりはしてるとは思うんですよ、思うんですけど、それがウマチームの悲惨さ重さに比べたら、どうなのかなあ。 そのへんわかってんのかなあ、姫は。 最初から最後まで、巧、巧、と自分のことばっかですこしも他の人のこと考えてるそぶりが見られないよ。 「巧がオルフェノク・・・」 のセリフだってほんとならウマオに直接言うべきじゃないのか。 それを「私、うそつきかも・・・」て付け加えて巧に言ってるのはやっぱ甘えじゃねえのか。 いや、いいんですけどね、甘えたって。姫だし。
つうか、だんだんただイチャモンつけてるみたいになってきたなあ。 私、嫌な人間かもしれない・・・ でも別に脚本にイチャモンつけてるわけじゃなくて、 この映画を観て私はこういう印象を受けたてことなのですヨ。
あと、ビキニ姿の幸人たんハケーン どーもみのがしてたミタイ。
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