昨日のつづき
さて、一夜明けても謎は解けるどころかますます深まるばかり。 どーしてもこのユニークな頭の意味がわかりません。 ほとほと途方にくれたオゲたんは、その謎をなんとか解明しようと ヤもタテも堪らず、 朝イチで行きつけの美容院突入という大胆な行動へ出たのでした。 つうか、最初からそうしろ。
不思議あたまを振り乱しすがるような目で飛び込んできた珍客に嫌な顔ひとつぜず、 浅草キッドの大きい方似の美容師さんがいいました。
「今日はどうされますか?」
「カクカクジカジカでこのようなあられもない頭になってしまい途方にくれておりますどうかお助け下さい。つうか、意味わかんないですよねコレ?」
「・・・これはまた確かに珍妙な・・・わかりました私にできる限りの事はやってみます」
祈るような気持ちで身を任せ、そしてわずか20分後。
「こんな感じで如何でしょう」
おおおおお! すげえ! ちゃんと普通の頭になってるよ!(似合うかはともかく) 玉袋すげえ!玉袋天才!グッジョブ玉袋! あなたのおかげで、これからは何はばかることなくちゅうちょなく往来を練り歩くことが出来ることでしょう。 ありがとう、玉袋!ありがとう、筋太郎! あなたのその玉袋顔、私きっと一生、忘れない!
こうして、親切な玉袋筋太郎のおかげで(似合うかはともかく)どうにかこうにか世間様に顔向けできる頭を取り戻したオゲたんがほっと胸をなでおろしつつ、家へ帰ってみるとそこには、
たった今出てきたばかりの店の半額サービスチラシが。
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