世を忍ぶ仮の日記
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沖縄に行ける興奮で、柚ちゃんとはしゃぎまくる夢を見て起きました。 だから会う前から既にハイテンションマックスです。朝早いのも全然気にならない。 飛行機の中でもうっかり「うんかいー」とはしゃいでしまい、そうだ、奈良に行こうと盛り上がる。旅のはじめから既に次の旅の話をする。うん。いいね☆ 柚ちゃんがガイドブックを持っていたのですが、プチ贅沢な旅、という感じの本で、無駄にイタリアンとかフレンチが載っていて、二人で「ちっっがーーーーう!」とキレ、一生懸命にまずは沖縄すばのお店から探してました。もう、最近沖縄そば禁断症状が出そうなくらいに沖縄そばが食べたかったんだ。 盛り上がった後、寸寝落ちをして沖縄に到着。 「空気が違う」「あったかい」「適度な湿気、いい…」口々に呟く。しかし客室乗務員の綺麗なお姉さんが「いいですねー旅行。岩盤浴のいいお店などあるらしいですよー。……行った事は無いんですけど」と直ぐにそのまま引き返さなければならない身の切なさを笑顔の内に秘めつつ、それでも仕事人の根性で笑顔で送り出してくれたのが心に引っかかっている。ハード過ぎる仕事だ。 到着して直ぐにレンタカーを借りて柚ちゃんの運転にお任せしてレッツゴーイエー。 小悪魔カーナビに振り回されつつもまずは最初の目的地に到着。 大変です。 表札に「真喜志」て。一瞬本気で真志喜と読んだ私は、20秒くらい硬直してしまいました。入り口はじゃりが引いてあるので、中が禁煙ですが、表で煙草を吸った瀬名垣がじゃりで煙草を捨てるのです。って、真志喜じゃなくて真喜志ね……。 風情のある建物。きちんとした、古くからの伝統を守っている店内。奥に中二階。 「奥で目録を作るえんぴつを走らせる音だけが響くの」「ここはきっと書庫部分」「まままましき…」沖縄に居てもやっぱり妄想なんサー。 沖縄すばとぶくぶく茶なるものを頼んだのですが、沖縄すばは、丁寧な仕事をしてある澄んだ、体に沁みるような味で汁まで飲み干しました。スープが美味しいんだよ、美味しい沖縄そば。 その後、興味本位で頼んだぶくぶく茶ですが。 伝統の技らしいですね。 器に、もわああ〜〜と泡が溢れんばかりにこんもりしていて、上からまず泡だけ食べていきながらお茶を飲むのだそうです。私はそん時飛行機の疲れでL座りをしていたのでまんまと上手に飲んだんですが、行儀良く飲んだ柚ちゃんはぶくぶくを取り切れませんでした。ムフ。玄米のお茶と水をひたすら泡立てて2、30分。丹念に作ってあります。 お茶請けのお菓子が美味。冬瓜のお菓子なのかな? ヤッバイ美味さでした。 これからウタキに移動するのにお菓子を買っていく? と柚ちゃんに訊ねられたのに、腹が満たされていたのでその時はまあいいか、と思った。あとから大後悔となります。
一番最初に神様が降りたウタキに行く道中に「ブラプラ! ブラプラぽい景色! ハジ! 小夜!」とか、横で柚ちゃんが運転してるからあんまり外が見られないのに「海ぃいいいいいい!」と騒いだりしてました。単なる移動中も楽しいんさー。 ウタキに入るなり。 いきなり何故か分析モードに入る私でした。未だに何故あの時あのモードにチェンジしたのか謎のまま。 ウタキ一つ一つの音響効果による聴覚刺激に寄る効果とトランスの関係などをいちいち「ちょっともう一度試してみていい?」とか「この岩が」とか色々言ってたけど、まあいいよ。そんなん。聖地じゃん(何を今更)。 ウタキから一番近い、小さな島に車で行きながらまた「海だああああああ! 綺麗だああ!」と騒ぎまくりました。次の日は曇り時々雨と予報、到着したこの日は晴れとあっては、美しい沖縄の海の色を目に焼き付けておかなくてどうするのか! と吸収に必死ですともさ。 島は一周するのにほとんど時間がかからなかったのですが、次の待ち合わせ場所に移動するまでに渋滞に巻き込まれる。焦る私達。それでも小悪魔なカーナビ。更に焦る私達。予定時間に電話が掛かってしまったり。車移動しか出来ない場所は混むところは混むな……と呆然です。 そしてイベントの会場に到着。 何のと一言で纏めるのも難しいイベントですが、民俗芸能と現代芸能を融合させたイベントです。 多分。 興味の無い現代のスタァの部分は踊り子さんを見て、飽きたら寝て、伝統芸能だけガン見してた。 ゲスト民俗芸能のアイヌのnot見せ物的民俗芸能(好き)と交易国琉球王朝の雅さ(こっちも好き)の対比などをもぞもぞ考えたりしてました。 そして最後に子供達が満面の笑顔で太鼓叩いたりして踊っている。 その中でもダントツで目の前の子が可愛くて可愛くて一目惚れをした。 つり眉たれ目、キュッとしまった小さな口に整った鼻梁、全てが大きすぎず、全てが小さすぎず完璧なバランスをとっている。自分が可愛いとまだ自覚も無いのか、媚びを売るもせず踊りに熱中し、キリッとした表情もまた良い。まわりの友達と目が合って笑うその顔も子供らしくて可愛い。 一目惚れしすぎていたら獅子舞の獅子に噛まれました。 煩悩がバレたか、獅子よ。 ハマッ子柚ちゃんは「獅子舞は凄かったけど龍舞がヘタレ過ぎるよ!」と。龍舞のヘタレ過ぎる動きは結構ヘタレ好きのツボには嵌りました。なんつってもトグロまいた龍、トグロの下からちょこっと見える足がテクテクテクテクと小走りに走っているのがウケた。
意外と長かったので空腹で死にそうになりつつまずホテルに戻り、晩ご飯はどこに行こうかとガイドブックを広げたものの「今までの経験値というか、美食に対する貪欲な勘を信じて歩いて、この店だと思うものに入ってみよう」と提案。 国際通りを歩き始め、空腹の余りどれもこれも美味しそうに見えてしまいそうになる誘惑をグッと抑えて沖縄料理のお店を数軒見付ける。一つは、もしかするとガイドブックに載っているお店だったのか混んでいたので、欠食児童は諦めて、歩き始めた。 そして見付けた一軒の、テキトーに宣伝された大衆食堂ぽいお店。 私は、ここだ、と直感した。 入って怒濤の如く注文する。お店の人も心得てくれているのか私達が余りにも空腹で死にそうな顔をしているのが分かったのか、酒のつまみより先に腹を満たすものから出してくれるという優しいサービスっぷり。 ゴーヤチャンプルー、フーチャンプルー、ソーミンチャンプルー、スクガラス豆腐、どぅる天、らふてぃ、グルクン揚げ(骨も頭も食べられます)、刺身盛り、海ぶどうを二人で食べました。ラストオーダーになる頃に「ねえ、ナスの味噌炒め食べたい」とか言った……。餓鬼道に堕ちてる。 その後、大して呑んでいないけれども食で御機嫌脳内麻薬でゲーセンを探したですが観光客の街にはゲーセン無くて、お土産屋さんで夜食を買おうとお店に入る。ミミガーフライとかアグーせんべいとかあとは普通にちんすこうとか。どんだけ食べる気満々なのか。 御機嫌で買い物を済ませ、帰り道にフルーツジュースの店で「日本だからフルーツジュースが飲める〜」と二人でジュースを買ってジュージュー飲みながら部屋に帰りました。
お菓子の袋を開ける前に、なんとか浴衣に着替えた時点で失神するように眠ってました。
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