世を忍ぶ仮の日記
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| 2005年08月03日(水) |
よく見てない人がとなりにいた |
『亡国のイージス』を母を一緒に観に行ってきた。 ママンと一緒に観に行くというのは一抹ならぬ数抹の不安を抱えつつ観に行くのだが、彼女なりに映画を観たいという気持ちはあり、それが亡国のイージスでも良いよっていうか他何やってたっけなっていう状態で娘が「えーもー絶対亡国のイージスだしぃ」と言っている(嘘)ので仕方なく(大嘘)行く訳だ。 なんで嘘ついてんだ? 内訳は「原作読んでる人がいたら解説してくれるかしらウフフ」という母の目論見もあっただろう。 だがしかし、私は原作をほとんど覚えていないといういい塩梅なのである(おいおい昔かつくら投稿載ったじゃねえかよという自己ツッコミが嘘をつかせたのだ)。 観たら意外と覚えてたけどね。
読んでる間、如何に自分のイメージのせんごくがもっとオッサンでどんくさくてくさーいモッサいオッサンをイメージしていたかがよく分かったのでサナダの格好良さに失神しそう。サナダ格好いい。あらためて格好いい。 キーチはハマり過ぎで怖い。ちょっと見ない間に演技力上げすぎだヨー。 コーイチの出番をもっと作ってあげて三人のゴールデントライアングルならぬいぶし銀トライアングルを美しく飾るべきだ。 以上、オヤジスキーの戯言。 彼ら三人をスクリーンで観ていると「映画てぇのは大画面に耐えうる演技力を持ってないと駄目なんだ、うむ」としみじみします。亡国のイージスを誉めてます。あー前回観た映画と比べたとかそういう感じかねェ。 「よく見ろ日本人、これが戦争だ」 というキーチの決め台詞の決まりっぷりは決め台詞として完璧な威力を持っており、決めの台詞はこのくらい締めてやってくんないと恥ずかしくなるんだよねーと、また前回観た映画と比べたり。
とか思ってたら終わった後 「はー忙しかったー。怖かったり泣いたり笑ったりー。キャーって目を隠したり目から涙出るから拭ったり」 ……見てない! 見てない人がいるよキーチ! よく見ろって言われたじゃん! 殺戮シーンが怖かったらしい。 おいおい。 後半の早めから泣きに入った母ですがそこから目を覆いながら泣きながらで忙しかったらしい。 娘が「A作。そこは自害した死体があるから演技としては死体をまたいで前に進む筈なのよ…」とツッコミ入れているという温度差がある。 もしかしたら手旗信号で私が笑った時、母は泣いていたかもしれない……。 如何せんママンはよく見ていないので「ねえねえそれであれはなんじゃったん?」となんでもかんでも私に訊けば済むとでも思っているのか好き放題訊いてくる。 「あそこに火力発電所ってあるん?」 知らねえよ。 「あの二人はなんでいきなりキスしたん?」 「いやそれはマジで分かんないっていうか原作で何かあった気がしなくもないんだけどあんまりにも唐突過ぎて覚えてた事すら忘れちゃうっていうか、あの展開は無いよね」 「ふーん……キーチにとって大切な人じゃったんじゃね」 自分で勝手にオチが付けられるのなら訊ねないで自分で考えようね。 帰りがけにラーメン食べてる時に、母が言ってはならぬ事を言った。 「結局キーチは何がしたかったんじゃろうね」 うわ、それ言っちゃ駄目だろ。 展開早すぎて色々分からなくなったからってそれ言ったら映画の意味ねえじゃん。 ママ的には何がしたかったのか分からなくても、映画の意味は損なわれないらしい。 息を呑んだ。
あーでもはしょりまくった分、間延びしてなくて良いのかもしんない。 はしょりすぎてタニショーが確認出来ないまま消えたんですが(CIC内って全部一緒に見えるからあれタニショー? と思ってる間の出来事に終わった)。 一番可哀想なのはあの護衛艦のCIC内の俳優じゃないだろか。 母は「艦長さんが見れんかった。足だけで。可哀想な艦長さん」だそうな。 「あー……」 足にも気付かなかったー。視点が違うっておもろいねー。あそこCICだからついレーダーに夢中になってたよー。
確か原作の頃はイージス艦が入るかどうかっていうもめ事の最中だったような気がするのですが、 あっという間に時代って変わるんですね。 それが一番怖い気がしませんか。
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