世を忍ぶ仮の日記
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美容院で髪の毛切り終えた時に美容師がはなった一言。 「これぞ、究極の前下がりです」 何故美容師は前下がりぱっつんボブが好きなのか。 機会があれば問いただしてみたい。
うららかな春の気配を感じる事もありもせずなしもせず、ぐっと堪えて髪の毛を切ってまいりました。 50%オフ紹介券って、ネズミ講に近いと思うので多分次回から行くかどうか謎の、雑誌などによく載っている美容院、ではある。 店にあがって直ぐに 「この人にあたったらやだなー」 と思ったらまんまとその人だった。 妙に格好良くてあごヒゲはやしていてそれがまた妙に似合っているちょっとナルシストっぽい雰囲気の持ち主。 はじめての美容院ってやっぱりめんどくせえなあと思いながら前下がりのボブで、と言うも、専門用語つきで「○×系のボブでいいですか?」とかいうので、「は?」となってしまう。 そこまで髪型に拘りは無い(見た目が死んじゃえという程酷くならなければ美容院に行かない)ので、もういいと任せてみた。 雑誌を取り上げられる。 ちょっと退屈なので読もうとすると阻まれる。 あんまりにも暇なので、美容師観察に勤しんでみた。 男性美容師のあごヒゲ率が異様に高くて、ヒゲは今流行りなのかとか、剃ってる風景とか想像して遊ぶしかなかった。 ときに口ひげが私の中で一番謎で、剃ってる時はやっぱ鼻の下伸ばしてんのかね、とずっと謎だったのだが、とある時友達のお父さんが口ひげを生やしているというKが「そうらしい」と肯定した。娘の目から見て、鼻の下を伸ばす父の姿は格好悪くうつるらしい。 腑に落ちる。 スッキリ。 どんなにカッコつけて口ひげ生やしても、切る姿は格好悪いんだぜ、と。誰かに言ってみたかったのだ。 あんまりにも暇過ぎて美容師をまじまじと見ていたら、どうにも酷薄そうな笑みをずっと口にたたえているではないか。 怖い。 何考えてるんだか分からなくて怖い。死ぬ程怖い。 唇の形も妙に良いからこれまた妄想を……(は?>自分)。 ええん怖いよー怖い人に切られてるよー。 終わって一言。 「ごめんなさい。今流行りの髪型とか好きじゃなくて。こう、重めの、こういうの(私の頭撫でながら)切るのが好きなんでつい夢中になっちゃいました。普段はしゃべるんですけど、無言ですいません」 あ、こっちこそ妄想の限りにあなたの人格を勝手にゆがめてましたすいません。 しかし雑誌すら取り上げて髪型に集中したいってどうなの。 あの口元に常にたたえられていた笑みは、自分のカッティング技術に悦に入っている笑みだったの。
やっぱ怖っ!
今まで行ってた美容院から美容師が消えたのでめんどくさくなってかえてみたが、次からやっぱ前の人に戻ろうかと思った。 なんつーか、美容師はやっぱイジってなんぼだよ。こっちがイジメてないと楽しくない……(ヲイ)。会話に困ってる姿とかすげえ好きだアハハハ〜ン。
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