世を忍ぶ仮の日記
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2005年01月02日(日) 痴呆

私は痴呆という言葉が嫌いではない。
全く差別してないかというとそれは違ってくるのだろうが、痴呆は長生きすれば必ずやってくるものであり、生まれてこのかた「てめえ絶対全部覚えてんのか」てサヴァンじゃないので大概の出来事は忘れている。
私も痴呆だ。
実家参りで祖父が私の名前を忘れており、祖母は今年、割と健常に近く見えた。
去年は祖父が健常に近く見え、祖母は自転車のかごに入っていた150円のチョコレートが青年によって盗まれたのだと大弁舌をかましていたので、私の名前が消えていた以外は今年がとても平穏に見え、平穏がとても嬉しかった。
私の存在が祖父から消えるよりも平穏の方が嬉しい。何故ならば私が消えた以外は祖父はとても元気に見えたからだ。
曾孫を抱えた祖父はとても嬉しそうで、曾祖父と赤子の存在が同居しているのはとても心がなごむ。素晴らしい風景だ。
従姉の赤子は何故だか私にだけとても懐いてくれたのでずっと赤子を抱いて、
私に向かってくる全ての面倒事は赤子が泣くかもしれないという事情で降りかかってこなかった。
赤子様々。
私が強ばると赤子が「ほげっ」と嫌がる声出すから、誰も攻撃をしかけてこない。
妹のファーコートに中学生男子の従弟が猿のように毛繕いをしていたのがおかしくて写真におさめ、池に泳ぐ鯉を写真におさめた。



夜、親友と居酒屋で遊び、祖父が私を忘れていた事を言うと、
「悲しいね」
と彼女は言ったが、私はちっとも悲しいと感じていなかったので、その言葉に吃驚した。
私が人としての何かが欠けていると言われる所以でもある。
その後、酒の勢いにまかせて、新興宗教の教祖にでもなろうかと笑って話した。
そろそろ、相談事には必ず金を取りたい。
反省している人間がいるならば今までの分も1時間5000円で私にお金を払うように。
神は無償だろうとしても、私は人間なので無償では行いません。


世のほとんどの出来事は私にとってどうでもいいので、どうでもよくなくしてほしければ、私を動かせるようにしなければならない。
食べなきゃ生きていけない。ストレスも溜まる。
過剰適応を無くす為には、まず自分が何をストレスに感じているかを感じ取る。
感じ取ったので、一度塞ぐ。
開けて欲しければ天の岩戸を。
開けて欲しくなければそれも良かろう。


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