世を忍ぶ仮の日記
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それはバイトに急ごうと急な坂道を歩いていた時だった。 いつものように浮かれた格好で浮かれた気分でよそ見をしながら歩いていた、つもりは無かったのだがいつものように心ここにあらずであったことは認めざるを得ない。心がここに在ることなんて無いっつの。 気が付いたらズベーっと漫画の絵のようにしなだれて転けてました。 吹っ飛ぶ日傘。 「大丈夫ですか〜?」 私が石畳を呪っていたら遠くから声をかけてくれる人が。 とりあえず石畳を呪う気力があるので余力充分、 「大丈夫デース!」 本当に自分では無傷のつもりだった。 電車に乗り込んで直ぐに優先席で傷口を見て、まあいいかーとのっほほ〜んとしていたら、前のおじさんがずーっと私の膝ばっかり見ている。 どうせ私は滑稽でしょうけどねえ、ととぼけていたら、隣のお姉さん達(美人)が 「あの……これ、どうぞ」 とティッシュと絆創膏3枚くれた。 アワワワ。 端から見るとそんなに痛々しいんだオレ。ドット柄浮かれワンピに10センチラメ入りヒールなんて履いて、明らかに自業自得だから誰も同情なんてしてくれやしねえ、むしろ侮蔑の視線しか浴びないだろう、目の前の人達も全員オレをあざ笑っているんだと思ったら……。 人というのはなんと優しい存在なのだろう。 とりあえず流れていた血だけ拭いた。ワンピースに血と血小板の液が付いていた。
バイト先でタイムカードを差し込んでから、改めて傷口を拭いておく。今時破傷風も無いだろうとは思うが念の為、塩素の入った浄水では無い方の水でティッシュを濡らして足を拭いていたら、毎度転ける時は同じなのだが、足の甲から転けていた。そりゃ盛大に転けているように見えるだろうなあ。つんのめり様が違うもの。腰から落ちろよ転ける時の基本じゃん。反射神経で手から付いて頭を打つのを防止するのは基本中の基本だけど、腕を折ったらどうするの? まあ遊ぶさ、その時は。 絆創膏を貼っても血が止まったようで止まらず、受付の椅子に私の液がつきましたギャー!
えっと……「なんの本を読んでいるの?」と訊ねられた時、本の題名が『乙女なげやり』だった時はどうしたらいいでしょうか。 「あ…あの…たいした本では…」 としどろもどろになりすぎてしまったのですが、言った後に 「三浦しをん先生に土下座して謝れ! たいした本では無いとは何事だ! 痴れ者めが!」と猛烈に自分を避難しました。 しかも毎週かかさずネットで読んでるのにやっぱり爆笑しそうになったのにそれでも読むか。 読み終わった後におもむろにポストイットを取り出して『後巷説』にペタペタとポストイットを貼っているっていうのも怪しすぎる行為じゃないのか。カバー外しているからいくら誤魔化そうと本を閉じても妖怪が丸出しだっつーの! うおう。 てか、『後巷説』あたりから唐突に又百炸裂と読んだ。
7月入って以来、皆様バーゲンに勤しんでいるようで(私もだ)画廊に人が来ません。 高すぎるっていうのも勿論御座いまして。 片づけに入った時に一つだけ持ったのですが全神経を硝子茶器に集中していたのですが、息止めておりました。 割ったら……割ったら……何十年ローン……つか、貴重品過ぎてあああああ弁償きかなすぎてハラキリするしか……(ガクガクガクガク)。 「大丈夫よ、頑丈に出来てるから」 作家の娘さん(作家さんは既に亡くなっておられます。作品は博物館に多数納品)が緊張をほぐそうとしてくれてますが、いやそういうもんじゃなくても、怖くて死む。 今日もまた近くの大きな文房具品店に行ったのですが、どうして楽しい品が多いのでしょう、大きな文房具品店。 「休診中」 という札を飾りたくて仕方ないんですが。 ダメ?
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