世を忍ぶ仮の日記
DiaryINDEXpastwill


2004年03月18日(木) 脱!? スランプアラレちゃん

今日もやっぱり昼まで寝ました。
何故だ。
緊張すると眠たくなってしまうのは一体何故なのだ。
頭がガンガンして体がダルいような気がするのも全部気の所為なのだ。全て大丈夫だ。
オールオーケー!
ナッスィングプロブレーム!
叫べ嘘でも。


モゾモゾ起きあがって眠いので目を擦りながら音符確認作業だけ行って、慌てて化粧をする。リハーサルがあるっていうメールが昨日来た。そういえば金を取るコンサートはリハーサルがあるのだよな、忘れておった。遠い昔の話じゃ。
目の回りを塗りたくった自分の顔を見る。
濃……。久々に濃い顔だわこれは。しかし今更落とす時間は無いわ。
ガスガス荷物を詰め込んで、いざ出陣。
携帯電話のメールを観たら「いーないーなーいーな! こっちは雨だし超ブルーだよ畜生! 映画観てー!」てメールを送った形跡があった。寝ている間の方が無意識が元気に働いてくれていたようである。
はじめて行く場所なのでオロオロしながら行ったら、会場には既にガッツの良さそうな姉御肌の後輩が(姉御な後輩って日本語が変だ)。
「あっ! 先輩!」
人が来てるんだか来てないのだが分からないので二人でオロロロしていたら、もう始まっていた(笑)。
「あたし全然弾けてなくて、こないだのレッスンでも止まっちゃって」
「あーたーしーもー! まだ最初から最後まで全部通して弾けた事無いし!」
「あたしなんて2回しかレッスン受けてないのー」
「ハイハーイ! 私いっかーい! ただいま迷走中!」
私、1回だけです。しかもそっちがメインでレッスン受けませんでした。
いつの間にか会話に先生が混じっている。
「ボクもまだまだ迷走中だよ〜って〜かいつまで経っても迷走中!? アハッ! エチュード弾くのやめよーかなーホールの音響上」
思わず黒のだめならぬ黒カッカと化す私。
「…………チキショーみんななんだかんだ言って弾けてるくせにぃいいい嘘つくううぅうう私だけホントに迷走中〜〜〜〜」
何をいきなりヒガミ根性見せてるんでしょうか私は、でも全員嘘ついてて必ず弾けてるっていうのがお約束なので流して聴きましょうね、特に先生の発言。
「うお。そろそろ私の出番だ。ちょいと着替えてきます」
化粧室の自分の顔見たら鏡の向こうに目の回りだけケバくて口紅塗り忘れた人が居た。
アホや、アホがここに居る。
はたと見ればそういえば髪の毛に櫛すら入れていませんでした。
アホーアホー!
指さし自分を嘲笑って、リハーサルで弾く。
一人5分。
遠慮深い私(語弊有り)は5分経ったであろうところで「あのー5分経ったような気がしたんですが、誰か止めてくれないんでしょうか、弾いていいの?」
他の人は真面目なのでガシガシ時間越しても弾くんですけど、時間を超すと落ち着かなくなってしまう小心者。気が小さいので前の人はせかしてしまったりするんですが。てヲイ。
リハーサルが終わっただけで微妙にヘロリンが来たので熱が無いと言い聞かせ、着替えて
「すんません、か、髪の毛が…櫛入れてないのでちょっとどうにかしてきます。お、おおおおお腹空いた……」
と呟いて会場から消える。
地下をてくてく歩いて自分の庭ら辺(画廊近辺)までどうにか辿り着き、美容院に駆け込みでなんとかしてもらう。
「前髪鬱陶しいんで、邪魔しないように後にやるか編み込んで、あとはテキトーに」
やりがいの無い客である。
時間を潰す為、会場近くにある喫茶店には4回も入った。
戻ってきてみたら姉御後輩(だから変だっつーの>自分)が「あ、先輩!」てリラックスしてる。
「え? もう終わったの?」
「ハーイ!」
「嘘ッ! と、とととととりあえず栄養ドリンク飲んでいい?」
慌てすぎてこっから先意味不明な行動が多発する。
トイレ流し忘れそうになったりとか。それをいちいち「いやートイレ流し忘れそうになるくらいテンパっちゃってさー」ってデカい声で言ってたりとか、思わず逃げようと一瞬考えたり、トイレに行くだけで迷子になりそうになったり脳内の思考回路がパッツパッツ切れてます。
舞台裏でストレッチして衣装着るのしばらく忘れてたりとか……←大丈夫か?
緊張感も波があるので突然寝そうになったり突然緊張しすぎたり意味不明です。
そんな中、じいやんが楽屋に挨拶に。
じいやんは絵の世界の人だから、音楽では楽屋挨拶は後だっていうのを知らないのもご愛敬というか。
マジ、個展で疲れてるだろうにわざわざ来てくれるのは本当に心の底から嬉しかったり。
可愛い花束くれました。
家帰って飾ったよ!>じいやん。
ピアノは無事弾けました。
終わったら画廊のオーナーも挨拶に来てくれてたよー。みんな忙しいのにわざわざ(ホロリ)。
「御飯作りに帰らなあかんねん。あんたの音、好きやで!」
そう言って、オーナーは去っていきました。
最近少しずつ、自分の演奏が出来るようになってきて、長かったスランプからの脱出という感じがします。
ええと、スランプかなあと思っていた期間約10年。
若いのに……(自分で言ってみた)。
私が終わった後が先生で、その前に休憩を挟んでからだったので、終わった途端に先生と奥さんが楽屋へ。
速攻で着替えたら「早いねえ」と褒められました。「ええ、ダテに演劇部やってたわけじゃありませんから。7回は着替えましたかね」アドレナリンが出て変な会話を平気でします。
曲は息を荒げるタイプのものでは無いのですが、緊張で息が上がっています。
「なんだかもうフラフラしちゃって……」
こっそり先生の演奏を聴かずに帰りました。
体調が突然悪化し、帰宅すら出来なくなるのが怖かったのと、
あと、どうしても『白い巨塔』最終回を観たかったのですわあああ先生ごめんなさいいい。


帰って、『白い巨塔』最終回を観、しみじみ「帰って来ておいてよかった〜〜〜」と感涙にむせびなく私。
顔色悪く見せるメイクはやっぱフロドには劣るけれども、ええわあ財前先生。


そして終わって母子で『白い巨塔』について電話で盛り上がりまくりました。
フッ、ママンも好きよのう。
血は争えぬ。


つついみずか |MAILHomePage

My追加
twitterアカウント @828_2828