世を忍ぶ仮の日記
DiaryINDEXpastwill


2004年02月29日(日) いと初々し

朝の記憶が朧気です(これは遅刻した言い訳:前ふりです)。
最近1日1食だったのに朝ご飯を食べかけて全部捨てた為なのか、体がどうしようもなくダルくストレッチに勤しんでいた時間が自分が考えていた時間よりも遙かにかかっていた為なのか、はたまたピロが勝手に私のバスタオルを使っていた事にいい加減キレ、部屋に乗り込んで自分の洗濯物と一緒にガッスガッス洗っていた為か否か。
……今日も遅刻をしました。


乙女堂曼陀羅2月の公開日、景山さんが偶然友人の結婚式で上京するとの事で無理矢理地元まで呼びつけ佐藤さんに「ハイハイ佐藤さん、この日は目印『活字倶楽部』なので呉々も遅刻しないでくださいねー」とかメールして、自分遅れました。
最近歩測が速くなっていたから着くと思ったんだが、どう考えても3キロはある重量の本などに阻まれて遅刻しましたすいません。
あー……。
最近よく行くカフェのベランダ部分で改めてご挨拶を済ませる。
「佐藤さん、活字倶楽部出す前からなんとなく分かりました」
景山さん、早速「あ、この人が佐藤さんだと一目で分かる」→「一体この人は何者だろう」のループに会話する度にどんどんハマっていく。
「普段会社には私服で…?」
「いや、ちゃんと! ちゃんとスーツを!」
そこで蒼生さんと私の「サラリーマンコスのくせに!」というツッコミと佐藤さんの否定しようとする乙女手で佐藤さんダウン。
「だって景山さん今日スーツですけど、ちゃんと体にフィットしてますよ。普段からスーツ着てるって、なんの違和感も無いのが凄いにじみ出てますもん。それなのに…佐藤さん……」
あなたのはスーツコスです。(あ、今「違いますって!!」ていう声が聞こえた)
佐藤さん、更に自分から景山さんのスーツを着ているシルエットを撫でるような手つきをし、景山さんから「その手はなんですか?」とツッコミを受けて更に沈んでいた。
景山さんと私、同い年であることが判明。
「もっと若い人だと思ってました」
「はぅ! 有り難う御座います!」
ああんもっと言って!モードに入る私を蒼生さんが必死に「こいつつけあがるから言わないように」というがそれすら制止してまで言わせるわし。
単に日記のテンションが高いからだけじゃねえのか。
「待って! 私は17の時から27と言われて生きてきたの! この瞬間だけでも味あわせて!」
苦節何年になろうか、小学生の時に成人式インタビューを受けそうになったり、老け顔と言われ続けて辛酸をなめてきたのだ。一言くらいいいじゃん(涙目)>蒼生さん。
でも実際、景山さんは私より年上に見えました。
アレっすね、私がいつまでも社会に出てないからでしょうね。
メガネ、スーツ、そして私の中で外せない若白髪まであって素晴らしかったです、景山さん。
ところで若白髪好きって変でしょうか。
何処かに同志はいねがー。
なんかねー、いつも佐藤さんと接してるから「普通の社会人」と触れあうのがとってもとっても新鮮で、そんな自分にちょっぴり落ち込みました。
どういう人生歩んどんじゃい。
しかも今佐藤さんに対して失礼な事言ってるし。
でも普通の社会人枠からは確実にズレてると思うの。
景山さんに蒼生さんが現像したこないだのオフ会の写真を見せたら確実に引いてました。これでひかれちゃったよ。佐藤さんが撮影したヤツを見られた暁にゃー…。
佐藤さんは、現像してきませんでした。
チッ、普通に現像させてさりげなく羞恥プレイにしようと思っていたのによう(本音)。

柚ちゃんが夜までバイトつーから、先に曼陀羅に行っちゃう事にする。


そして景山さん、「この人は一体……」のドツボにハマりこむ。
息を呑んでしばし息も出来ない様子。
今まで「一目見て佐藤さん→この人は何者」ループにハマることはあっても、いきなり曼陀羅だと「何者!?」部分のショックが強すぎるのだろう。
その間にも曼陀羅探索をガッシガッシする曼陀羅2度目の蒼生さんと私。既に何があったかの記憶はあるので、微妙に「借りたい本」も頭にあったりする。蒼生さんは専門書を借りてました。
「図書館で2週間じゃ読めなかったりするし、この本読んでて分からなかったら、何を読んでからにすれば良いか直接聞けるから」
凄い真っ当かつ便利、そして上手な読書方法です。
私は景山さんに「あの辺にねー、女性向けの通販オンリーの全集があって」と曼陀羅案内をするも、景山さん、言葉に出来ず。
だがしかし、共通点は一つあった。
「あ、これ冬に着たメイド服ですね」
私がガサーっとメイド服を漁っていると、佐藤さんは親切なので「ええ」と見せてくれて「あそこにあるのが髪飾りと…リボンと…」と見せてくれる。
それまで「あ、この黒い方はカーテンの生地…?」と微妙な関心を見せていた景山さん、リボンの辺りで心が動いたのか、しばらくの沈黙の後
「ちょっと……着てみたいかも……」
と素晴らしい心の動きを言葉にしてくれた。
「ハイハーイ! 女性陣はお着替えの間はあっちに行ってますから、どうぞどうぞ」
と曼陀羅奥深くに入り、携帯電話の灯りを懐中電灯代わりに使いながら漁りを続ける。
「ねえ……襖越しに聞こえてくる声って……なんでこんなにアヤシイんだろう…」
思わず胸を締め付けられるような一時の後、
「終わりました」
と景山さんのメイド服披露ー! キャー!
蒼生さん、早速カメラを用意するも、景山さんは恥じらって顔を背けたポーズで撮影。
その恥じらいがたまりません!
・・・あん!(←パクり)
肖像権があるから第三者に見せたりできないっていうのに、その恥じらいポーズ!!
ええわあ。初々しい感じが(案外景山さんの方が慣れているのに。証拠に「化粧すれば、まだ……」というすんげー発言してたのに)。
そして再び脱ぐ間に「やっぱり……襖越しの声は……」と蒼生さんと笑いあう。


景山さんも私達も矢張り気になるのは寝床。
既に寝床が無くなっている!
以前お邪魔させていただいた折には、無かった本の山が出来上がっていたのです。
「こっち側は、比較的新しい方です」
でもたまに読み返した為か、順序が狂っています。
私達がチェキしている間もずっと放心状態の景山さん。
「あの、普通の男性の本とか、一切無いですよね?」
その素朴な疑問が良い!
「プレイボーイ、とか。そんなにいやらしい訳でもないけれど普通の……男性が買いそうな雑誌とか」
「……一切無いですね。写真集とかも……」
見渡せど見渡せど広がるのは専門書とミステリとSFとBL(ボーイズラブの略)。
「フッ、むしろ私の家には何故か『よっすぃー』がありますけど」
思わず白状するように呟く私。
そして景山さんは更に無言になってしまうのであった。
景山さんはやっと息が出来るようになって、溜息を繰り返していました。
余程曼陀羅に驚いたようです。
「こ、この状態で結婚式の二次会……」
と呟きながら時間が来たのでお別れしましたが、だ、だだだ大丈夫だったんでしょうか。



駅まで送ってそのまま柚ちゃんを待つ間にココアを飲んでいると猛烈眠たくなってきた。
最近ねむねむの神様が唐突に降りてくる。
待つ間にブックオフに寄り、佐藤さんが何か買うかなーと思いつつ遊んでいたのに私がCDを買っていたよ! これをミイラ取りがミイラになるというのだね! でもドヴォルザークのチェロコンチェルトは欲しかったんだ、うおお。
嬉しげにみずき健を読み耽る佐藤さん。
これ以上一冊でも本を増やしたら死ぬような気もする彼は、買わずに去りました。
だがしばらくしたらまた増えているのだろう。
柚ちゃん来たので、晩ご飯食べて曼陀羅襲撃。
柚母ちゃん、入って速攻読み耽りモード。
あんた、やっぱ母ちゃんだよ。曼陀羅に圧倒されることも無く、「あ、これ読みたかったのー!」と即手に取り座って読み耽る。
そして蒼生さんも昔の『活字倶楽部』を読み耽る。
私は「眠い……」と横になり、佐藤さんに「寝たら死にます!」と心配される。
アレっすね。
曼陀羅乙女宅だから、男性宅で寝てしまうのとは違う危険なんですよね(本人談)。
結局私はジェフリー・ディーヴァーの読み零し本と島田荘司のミステリランドとクランプの漫画を借りました。
で、ジェフリー・ディーヴァーの文庫本をペラペラ捲っていると栞が出てきたので、あれ? と思ったら猛烈な勢いで佐藤さんが奪回してくしゃくしゃに丸めて必死に隠すんですよ。
あれだけ堂々と女性向け同人誌を晒して、今更ガッツリ買いしたBLの文庫本もカメラにおさめられているけどケロリとしている佐藤さんが、まるで思春期の少年が親にエロ本見つかったような頑なな反応するんです。
何故かしら?
目に止まった文字だけで、家に帰ってからネット検索しよう、と
「ふうん? 日記に書いちゃうんだから!」
脅して終わりにしました。
で、こうやって日記に書いている訳です。


つついみずか |MAILHomePage

My追加
twitterアカウント @828_2828