世を忍ぶ仮の日記
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2004年02月21日(土) 蝶よ花よどこへ行って仕舞ふ

画廊でアルバイト。
到着するなり、英語で何やら高度な交渉をしているオーナー。格好いい! 痺れるワァ。
「なんかあの辺に一番良いのを飾りたいとか言ってる」程度の役に立たないことしか聞き取れない、そしてしゃべれない私は「ありがとうございましたー」と日本語で挨拶した。
現地の人間は現地の挨拶をカウンター越しにするのじゃい。
諸事情により今回の展示はとても楽です。
忙しい一時を終えたオーナー、私に「はい、今日は4階行ってな。お菓子持って行き。コーヒーもな。本もちゃんと持って行くんやでー」と謎の命令を下す。
あ、お菓子好き、チョコもある、キャッ! と騒いでいたら全部くれた。
……チョコを鞄に入れました……。欲しかったんだよお。高級カカオマス。
しばらく休んでいた間にちゃっかりこないだのじいやんが私の写真を置いていた。
流石日展審査員、写真のセンス抜群。光の当たる位置から胸部あたりで消えるようにしくまれた絶妙な構図、とまどいを隠せない私の表情を除いて、綺麗な写真だった。じいやんとツーショットの方は、他の方が撮られていたので微妙に顔色悪すぎますが、私。
どうしようもない恰好をしていたのに綺麗に撮られていたので、じいやん尊敬。
視覚で美を感じ取って生きる人間が作る一瞬を捉える作業でもこんなに違うのか、と。じいやん尊敬。
オーナーは「これ見合いに使えるやん」と言った後、ツーショット写真を発見してゲラゲラ笑ってました。


さて、お菓子とコーヒーを持って4階でスタンバイ。
CDを好きにかけていい、という指示が出ているものの、今日は何も持っていないので、適当にあるものから好きにかけていく(笑)。
マジ人が来ない。
最初こそ真面目に本を読んでいたものの、段々だだっ広い空間で誰も来ない事にはしゃぎだして、油断して靴を脱いでくつろいだりしていた私は、とうとう広い空間を持てあまして踊り出した。
バレエのレッスンで回転する時に顔がついてないって言われたから…つい……。
しかも一つ、一番目につくところに青い絵が飾られてあって、自分がこないだ書いた『安心の中』と思わずだぶらせてしまいました。


オーナーが仕事で階を替わりたいと場所の変更があったので、普段居る2階に降りる。
オーナーの妹さんと雑談(2階にもあんまり人が居ない)。
「あなたの小さい頃なんて、本当にお姫様みたいに扱われていてねえ」
聞きましたよ、鮎食べながら「やっぱり地の物は違うね」とかホザいたガキだったの。
「車海老を食べながらね。「海老は踊り以外は食べられないわ。死んでる海老なんて食べ物じゃない」って言ったのよ」
「ンギャー! 今は普通に冷凍の海老食べてます! イヤなガキだー! うおー!」
本気で叫びましたよ、海老は踊りだ? 巫山戯んな!
……今でも海老は剥いてくれなきゃ1つ食べるのが限界だけどね……←まだ姫。
私、子供の頃、語録が出来るくらいその手の発言を連発していたっていう過去がまた掘り出されました。
どうせならそのまま姫として育つか、最初から冷凍海老かどっちかにしておこうよ神様。
何故此んなに穢れて仕舞つたのだらふ。
そこでマフィンを貰って昼食を摂ろうとしていると、オーナーが「はい移動〜」ということで、一人でマフィンを思い切り頬張っていたら、来客。
速攻マフィン隠そうとしましたが、コーヒー飲まなきゃいらっしゃいませも言えない状態ですが、こんなのでアルバイトっていうんでしょうか。
客に「これは画材は何を使ってるんでしょう?」と訊ねられ
「申し訳ありません。わたくしが描いたものではないのでわかりかねます」
あっさりと。
だって本当の事だし嘘つくよりマシでしょう?(同意が欲しい弱気な今日この頃)。
時間がくるまでまったり読書してました。
次回バイトの時、パソコンとCDとMDを持参しようと心に誓いました☆


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