世を忍ぶ仮の日記
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| 2004年01月25日(日) |
I am winner |
夕方から、佐藤さんに『桜蘭高校ホスト部』を貸してもらい、そして私は佐藤さんへ『ルビー全集』(注:宝石のルビーでは無く、角川出版のルビー)を返却する為、最寄り駅で待ち合わせをする。 土日両方出勤という涙が出るようなスケジュールの中、どうも有り難う御座います佐藤さん。 最初にカフェで本の受け渡しをし、その時はなんだか無難な話をしていたような気が致します。 「さてこれからどうします?」 「ああ最近胃の調子が」 疲労の為かストレスの為か、はたまたこれから起こりうるかもしれない恐怖の何かに対する体の反応なのか、胃の不調を訴える佐藤さんとソバ中心の居酒屋みたいなところに入る。 掘り炬燵式の席に案内される。 「あっ! かわいいぃ〜」 「?」 佐藤さんは、私の錨入りのパンプスに向かって、乙女を炸裂させ 「かわいいぃ〜」 と言ってしまった後、私の怪訝そうな顔に「あ、格好いい。ですね」と訂正を入れていたが、今更遅いと思う。色んな意味で。 白い佐藤も黒い佐藤もメニューにあったが、ピンクの佐藤は流石に無かった。 うーん。ピンクの佐藤。 ピンクの佐藤、ぱおんぱおーん。私はピンクの佐藤さんなの。ぱおんぱおーん。 ある朝目覚めたら、ピンクの佐藤さんになっちゃったー。あららどうして思ったよりも、体が女の子で困っちゃう〜(ピンクの佐藤さん、ぱおんぱおーん) そこで私は考えたゾウみんなに挨拶しにゆこう。ピンクのチャイナにピンクの口紅、これでおめかしは完了だゾウ〜♪> 佐藤さんは黒の佐藤を頼もうとしたが、本日品切れにつき、ホワイト佐藤になってしまった。 「ブラック佐藤さんの暴走も見物なんですけどね☆」 どうやら焼酎の佐藤も大人気☆ 今年は芋の不作で芋焼酎の品数は少ないけれども、人気が爆発した為、佐藤の出荷が間に合わないらしい。 佐藤、大人気。 私は最初は日本酒景虎を頼み、それから焼酎「なでしこ」(←うそくさくてすまん。だが美味しい焼酎であった)を飲み始めたころから、二人の暴走がはじまる。 同じテーマで40分以上、延々討議を重ねた末、佐藤さんに 「参りました」 と言わせました。 勝訴! 勝訴したよおとうちゃん! それはまるで囲碁のように、陣取りをしていく言葉のゲーム。 テーマは一つ、佐藤さんは佐藤さんであるか否か。 ……なぜそんなに語るんだ、私達は。 その間にも佐藤さんは、のの字を書いていじけたり、違いますよぅ〜、とまるで魔性ガモ子のように両手を振ったり、「違うんですってば!」と駄々っ子乙女のように机を叩く仕草をしていた>。とても乙女らしかった。 思わず「それは職場でもやっちゃってるんですか?」と訊ねたらYESの解答が出たので、おかしくて沈没したら、「あの。そんなに(汗)そんなに可笑しいですか?」ええ想像しちゃったんでつい可笑しかったです。 もう根っから乙女になってたのね。 バーチャルだけじゃなくて社会生活に於いても乙女なのね。 「実家に帰った時も、母親に「女々しうて厭じゃあ」て言われました。この恰好をした帰ったんですけど」 全然気がつかない佐藤さんの普段のファッションは、下にシャツを着て、上からタートルネックのベージュのニットを着ている状態でした。 何が女々しく見えるのかしら? ときょとんとしていると 「実はこれ(ニット)男物じゃないんですよ。シャツは男物なんですけど」 「ていうことは」 延々20分くらいですかねー。今度はきちんと勝ち負け出ませんでしたけれども。 「ということは。佐藤さんは普段の生活に於いても女性の洋服を極当たり前のように自然に着られているわけですよね」 「いやいや普段に着ているのはスーツなわけで」 「スーツは仕事着でしょう? そして自ら選ぶものは女性用」 「いや、家にあるものを着ただけです」 「ほほう。家にある。もしも女性と同居しているならば家に女性用の洋服があるのも至極当然な理由でしょう。けれどもあなたは今、一人暮らし?(頷く佐藤さん)ならばその洋服が家にあるようになるまでには、自分で店に行って「これが欲しい。これが可愛い。これが着たい」と思ったから入手し、そして本日着るに至った訳で、家にあるものを着た、という動機では薄い言い訳になりますよね」 「うー…。トイレ行って上から男性物のシャツをはおって…もう遅いか……。ハイ。自分でお店屋さん(←この日本語からテンパってんなーって思った)でいいな☆と思ったものがたまたま女性用でした」 以上、佐藤さんの普段着に関する論議でした。 洋服一つでこれだけしゃべるって……。 「いやあ、しかし普段着だと女々しいとはつゆほども思いませんが、年に2回の趣味を親に知られたら大変っすねー」 女々しうて厭じゃあ、の騒ぎでは無くなりますね、きっと。
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