世を忍ぶ仮の日記
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2003年12月18日(木) これはじかから生えてるもの(矢部警部)

夕方、久しぶりに同級生とお茶でもしようという話になり、学校最寄り駅にて待ち合わせ。
本屋で若合春佑の未入手本を2冊も見つけてしまい、発見した瞬間、思わず5歩よろめいて後ずさってしまう。
今月は、もう散財しないって決めたのに、お・・・お!(←ベルばら調)
此の、誰にも触れられず処女雪のやうに埃が本に積もって仕舞つて。私が買わねば誰が買うと云ふのでせう。
嗚呼、次に私が此処に来るまで、誰の手にも渡らないで居てくださいましね。
としばし若合節のようなものに浸り、後ろ髪をゴッソリと抜かれつつ、その場を後にする。
未入手の未練をハチクロ立ち読みで紛らわせていると、友人から電話があったので、コーヒーショップへ移動。
昔から行く場所は変わっていない。
他愛も無い話を延々した後、後輩達と「試験お疲れ様会」に試験を受けてもないくせに紛れ込んでくる予定だったので、お別れする。
そして、4才の年の差をものとしつつ、集団の中へ紛れ込む。おなごだらけおなごだけの打ち上げ会である。
1000円以内で胃袋を満腹にする。
ええ!? 私が君らの時の頃つーたらもっと荒んでやさぐれた生活を送っていて、850円で
「わあい、楽しいね」と食事を楽しめる程純粋にはなれなかった……よ?(←年の差以前の何かの隔たりを感じている)。
学校近くに住んでいる子の家に移動しながらの会話。
「今日、カズオキ(一興)君を見たよ、ドトで」
「あ! 今日レッスンだった、カズオキの」
「今日カツラズレてたよね?」
「そお! どっち向いてんのかよくわかんないくらいズレてた。あ、あっち向いて話してるんかなーと思ってると、顔はこっち向いてるの!」
「しかも、『これは大変です!』て騒ぎ出して」
「大変ですよ、ズレてますよ、音楽なんてやってる場合じゃないですよ! てピアノ同士が合ってない事を大騒ぎはじめたんだけど、そのカツラ…は? ていう」
「これはですね、じかから生えてきてるもんですからね、そんな、ズレるーなんてあーた」
「あ! 大変だー! トリック今日最終回!」
「わー! 録画ー!」
「今日は、カツラディだねぇ……」
「もっと親密に! 喧嘩してる場合じゃないですよ! て言われちゃったよ。こんなに仲良いのにぃ」
「喧嘩してるのは地肌とカツ……ゴホゴホ…」
酒とビデオを買い出しに行く。
『アナザ・ヘブン』と『ブロウ』。さりげなく私がホラーのように浸食しているのが分かるチョイスとなっております。
でも『アナザ・ヘブン』は映画公開時に一度観ているのだ。
何故か。
観て思い出した。京極夏彦が出ているんだな、分かりやすーオレ。
『アナザ・ヘブン』を観ている時に、松雪泰子に似ていると言われ、いたくご機嫌。
「なんていうかー、カッカがもっとお化粧とか決まっている時とか…」
ハイ! 以後お化粧、決めます! 気を付けます!
トリックの最終回を、大騒ぎしながら観る。エンドロールは何度巻き戻し再生を繰り返したことか。
トリック、終わっちゃった。くすん。寂しいのぅ。


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