世を忍ぶ仮の日記
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夢で葉月ちゃんが「わあん森博嗣の『ZOKU』買っちゃいましたよう」と嘆く夢を見て目が覚めたら、後日気がついたのだが葉月ちゃんからそのようなメールが来ていた。 夢の機能は案外単純である。
目が覚めた私は、夢の余韻に浸るでも無く「うわあん、『真夜中の王国』を見そびれたよおお」と嘆くばかり。 『白い巨塔』も観られなかったし、KOKIAが出る筈の『真夜中の王国』もだし、踏んだり蹴ったりという気分だが、一つだけ良いことは、珍しくきちんと睡眠を摂った為、肌の調子が良くなっていたことである。一時的に。 ピロも家に居なかったから、ピロの使っている、私が本当は欲しい高い化粧水もふんだんに使い放題に使わせて貰ったし☆ ピロは、次の日友人が家に遊びに来るというのに、まだ箸も発見できない部屋の散らかりっぷりで、廊下にゴミを投げていた。 キレたら勿論逆ギレされた。 「だって臭いんじゃもん!」 今まで私が散々「君の部屋は臭い」と言っても「そお? 暖房が悪いんかねえ」と他の機械の所為にしていたくせに、何を今更臭さの原因に気がついているんだ。しかもゴミの日は全部過ぎている。 「でもなんとかなるっていう気がするぅ」 レポートを数種類抱えてレポート合宿に行って来ると、散らかした部屋を放置して旅立つピロ。 「うーん。こんだけ全部どうしようも無いのに、全部なんとかなる気がするん。自分でもこの自信がどこから沸いてくるのか不思議。でも自信満々」 よくピロが 「あっしみたいに生きんさい」 と自分を美化するんだが、やっぱり汚い部屋にはちゃんと「汚い」と気がつくことが必要だろう。 ……せめて、せめて箸だけは……履き潰した靴下の中に無い事を祈る……(南無三)。
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