世を忍ぶ仮の日記
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柚さんに会って来ました。 幻水の1と3を完全攻略本付きで貸してくれると言うので、よろこび勇んで……遅刻しました(申し訳次第も御座いません)。 空腹だったので食事を摂りながら、幻水のお話にお花を咲かせる。 完全攻略本が大層重たく。 「ピロリンピロリン、今すぐ家を出てきなさい。(えーあっし準備に1時間かかるよ?)いまっすぐっ、幻水のお話しましょう(分かったぁ〜行くぅ〜)」 そしてピロが来るまでは、有明における幻水2の×はどことどこになるのか、ということなどを教えて頂く。 「私の中ではルカジョはあり得ないんです!」 力説をする柚さん。 「えー、私の中ではガンガン有りだよ、だって最後の告白でルカに惹かれてたってジョウイ本人が名言したもん。それにルカ面食いなのか部下美形ばかしだし。有りだね、床で地位を獲得したんだね、ジョウイは。可哀想なジョウイ……(←頭の中で妄想中)ウヒッ」 妄想繰り広げつつ食べるメシはうまい。 「シュウいいよね」 「シュウいいですよねえ、シュウ主っていうのがあって。私実は持っているんですけど」 ピュアぶりぶいぶいが売りの柚さん。C大の二人は揃って清らか力説をするが必ず裏があるようにとれる。なにゆえに有明の自費出版本を購入しているのであろうか。 「主人公が腹黒っていう設定の本で、すっごい面白くって。あ、あとムササビ本とかもありますよ、あれは魔性(がも子、カモコッキーなどと呼ばれることもある)が持っているのかな?」 魔性はそういや私が売り子をした夏は幻水漁りに行っていたっけなあ(遠い目)。 ピロリンが登場するまで、携帯電話の写真のピロ集を見せる。 目下私のブームは自転車漕ぐピロである。 「なんでこんな写真取れるんですかあ?」 「これは本人が非常に乗り気で、5連写でうまくおさまるように頑張ってくれたの。ほら見てこの楽しそーな顔!」 とか言っているとピロ登場。 「はじめましてーこんにちはー」 ピロピロオーラ炸裂させつつ座る。 「やー。お噂はかねがね」 いやホント振りまいちゃってねえ、姉が、妹の恥を。 「へ? 何? 何きいてるんですか?」 「写真見せたの」 「やーめーてーやーもー。あ、あっし御飯いらん。入ってくるときにケーキ見えたけケーキ食べたい…………すいませーん。アイスティ1つ」 あいかわらず言動と行動が一致を見せないピロである。 「この子ね、幻水2で好きな男性キャラが居ないの」 「キニスンは好きよ」 「それはシロの主人だからでしょ」 「もーシロかわいくて。だって忠犬なんだよ!」 忠犬に弱いピロは、執事とか下僕とかに弱いのかどうか試してみたいのだがいかんせん読書ペースが遅すぎて薦められない。 アヒル話やムササビ話に花を咲かせた。 ピロは、アルバイト先の勉強をこそりとしながら会話に参戦していたのだが。 「ねえ、熱燗ってなあに?」 とこれまた粕汁に次ぐステキ質問を、今度は柚さんの前で披露。 手元にあった電子辞書を渡してあげたら、真剣に調べていた。 「嘘! ホントにわざわざ辞書で引かないといけないレベルなの!?」 ホンモノのピロを目の前にしてびっくりする柚さん。 「熱燗。熱いお酒かー。ならそう言えっちゅーの」 「いや、普通分かるし」 そして粕汁の読み仮名を手で隠して見せたら大層知りたがっていたが、電子辞書はもともとピロのものなのに、しおり機能を忘れているのかいまだに「なんとかじる」のままになっている粕汁。 「わかった。すましじる?」 「澄まし汁って飲んだ事あるよね?」 「あーそっかー。みそ汁!」 「……はあ?」 「もーしらん。なんとか汁でいいもん」 私の日記を、もしかして作られた話だと思っていた柚さん。 「ねえピロロン。ジラジラ亭って本当の話だよね?」 「ああ、叙々苑。そうなん。なんでかしらんけどジラジラ亭じゃと思ったん」 「というわけで本当なんです柚さん」 嘘のような話なんですけど本当なんです皆さん信じてください。 確かにあり得ないような話ではあるんですけれどもそれがピロなんです。 時間になったので、全員で電車に乗る。 こないだの週末にみきさんのところに遊びに行ったという柚さんは、みきさんの前でも 「いやあ、柚さんは清らかだと思っていたけれども、経験値高いねえ」とちゃんと本性を明かしてきたようで満足至極である。 「あれ? みきねえさんとも知り合いなん?」 ピロが素朴に疑問する。 確かに長い繋がりではある。 「みきねえさんがファックス喜んでたって。また送ってあげんさい」 「わあい。喜んでくれたん? 嬉しいっ! 送るぅ〜」 あーでも電話番号無くしちゃったなー。 「あ、今度ペンギンの居る店にしたんですよ」 という柚さんの話に、 「ペンギン? ペンギン?」 と動物好きが反応する。 しかもそこで柚さんは電車を降りてしまった。 「ペンギンがほんまにおるん? ホンモノのペンギン? 見たーい!」 「来る?」 「い、行きたいかもー。でも予定があるかもー。でも誰が来るん? あっしが行ってもいいん?」 「みんな大喜びだよ(生暖かい目)」 「親切な人じゃったね。幻水一杯貸してくれたしね。外伝も貸すって言ってくれたしね」 それはね、赤ずきんちゃん。 悪の道にずぶずぶと引き入れる悪魔の使いなんだよ。
帰宅してから幻水の1をやってみたら、本当にゲームの中でも手塗りのイラストで、ジラジラした絵がたまりませんでした。 くおークリアしてからも1度幻水2をプレイ……(本当に悪の道に……)。
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