世を忍ぶ仮の日記
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2001年11月12日(月) 寝損ね日

朝、妙に早く目が覚めた。とはいえ普通の人が起きるかな程度の時間帯なのだが、予定よりも3時間ほど早い。
腹立たしいが、粘っても時間の無駄なので、さっさと起きて用事を済ませてしまおうと一念発起。
最初はパソコンに向かって「やれ、ほーむぺーじを作ろう」と思っていたのだが、ふと「あ、アイロンがけしなきゃいけないものが溜まっているよ」とアイロンをはじめる。
中学生の時成績表で家庭科で見事1を頂く偉業を成し遂げるくらいに家庭科とは折り合いの悪い私だが(言い訳:「だって学校行ったら風邪ひいちゃう〜」とテストを受けなかった)とりあえず料理は親よりうまい。
がアイロンだけはダメだ。布生地系は全く駄目。雑巾縫えない親から生まれたんだもん。あ、でも父親はミシン使える。
アイロンってかけてると今までの出来事が走馬燈のように流れていって気持ち悪くなるのは私だけかしら。
「しわを作らないようにー失敗しないようにー」という私にとって精神的汚染になるものと、「昔の厭な出来事」が重なりあってとてもハードな作業である、アイロン。
月曜日は学校があるので起きる気合い満々で、起きているってーのになるアラームほど五月蠅いものはない。しかもアイロン中やっちゅーねん。
はたと気が付けば雨が降っていた。
雨が降ると休み。というのはハメハメハ王国だけで、うちは遅刻程度である。
てゆか雨が降ってることに気が付かなかったら誤差が20分出るから気が付いたら遅刻なんだな。あは。
しかし雨が降ってることに気が付いていたので、見事昼休み前に到着。
ご飯を食べながら、ひたすら食べ物の話題に盛り上がる乙女達。
最初は確か、ピーナツバターについてあつーくあつーく語り合いました。
「最近忙しいんですよぅ。食べなきゃいけないものが多くって。グラコロをまず。その後、ケンタでシナモンロールが出たらしいから食べなきゃ食べなきゃ」
「た、食べるのに忙しいって!? あ、でもこの時期ってコンビニのお菓子も冬季限定が増えてほんとたいへんだよねー」
「そーう!だからホントたいへん」
食べながら食べ物の話をしていると昼休みなんてあっという間ね。というわけでさあ授業に行こうと秘密の小部屋(教室と呼ぶには小さすぎる)へ向かったら電気がついていない。
なんでだ!?
人の気配もない。
慌てて休講掲示板へ。かなり一目散に休講掲示板へ。
そうしたら「病気の為」という理由付きで先生がおやすみでした。
や。もう理由はいいよ、この際。
突然眠気が襲って頭痛がして挙げ句の果て咳が止まらなくなりはじめる。どうして私って心だけで体が動いているのかしら。というわけでただいま故障中。ネジが一つ外れました。
ネジ外れた状態で本屋さんへ行く。半分意識不明だが、意識不明な中、何を思ったか「ど、どこでこれを読もう」と重たい本を抱えている私がいた。
「あ、保健室で布団に隠れて読もう!」
完全崩壊です。
勿論その後の私は保健室のベッドに横になった途端頭がぐあんぐあんいってきて身動きとれなくなりました。
んがここで。
うとうととしはじめた私の隣のベッドで二人の乙女が
「ねむーい」「あ、ベッド一つしかないねー」「私は寝るけどどうする?」「ねる!」
「ひとつ布団でよければどうぞ」(←声がさまになっている)。
と隣で戯れはじめました。
目がくわっと覚醒しました。一瞬だけね。しかも目だけね。
そのまま数分間ドリーミン。
帰れないには訳があった。
3時から声楽のレッスンなのだった。止まらない咳。寝起きだとがさつく声。どうする私。

でも案外あっけなくレッスン室の前で漫画を読んで時間待ちしている私がいた。
良い子は歌詞を見るなどの勉強をして待ちましょう。
伴奏者がちょっとレッスンで遅れるということで、笑って誤魔化すわたくし。先生も合わせて世間話をしてくらはいます。いやあ、気を使わせてしまってすいません。九州は暑かったようで。
発声練習終わっても伴奏の人が来ないので、先生が仕方なく弾こうとしてくれました。
「あ、半音移調してください(←どこまでも我が儘な生徒)」
「無理だよ(←矢張り先生の方が一枚上手であった)。はい、じゃ半音下げて歌ってみて」
今やっているエチュードは非常に難しく、かれこれ1年以上やっております。
先生の適当な伴奏と私も楽譜見えないからてきとーーーな歌詞で歌っていたら伴奏者登場!いえい!
でも振り返るとマスクをしてほっぺたが真っ赤になった彼女がいた。
大丈夫? とか聞く間もあまりなく、「はいじゃあもう一度半音上げて歌ってみよーう!」と。
「すいません遅れちゃってー熱は、昨日まであったんですけど今日は多分大丈夫です。熱なんて滅多に出ないから寝込んじゃって」
なんだか私が途方もない悪人のような気がしてきました。

そういえば今日はその難しいエチュードが終わったよー!(感涙して話をそらす)
先週「はい、じゃこれ1月までやろう」と言ってたの、先生忘れちゃったのね、でも言うと1月までやらされそうだから黙っておこう。
次のアリアと歌曲はへたれてました。毎度ですが、ドイツ語分からん。アリアはイタリア語ですが、長いこと分からないと、分からない慣れしちゃいました。
さて、歌のレッスンも終わったことだしご機嫌でお家に帰って。
しばし空白の数時間。なにかをしようとしている空白ってやつ。
強いて覚えているのはパオパオ杏仁をドカ食いしたところまでか。
気が付いたら布団の中で、親からの電話を取ってました。しかも気が付いたら切ってました。
でもいい加減母は慣れたらしく、頃合いを見計らった丁度良いタイミングに再度電話をかけてきました。
どーでもいいよーな感じの懸賞に当たっちゃったので行ってくれっていう電話でした。
二人して「いやっ、こんなのでくじ運使い果たさないでよ!」と言ってました。
あまりくじ運の無いお家。
いいの、こつこついくから。
時計とにらめっこしつつ、電話を切り、漫画の「西洋骨董洋菓子店」を読みながらドラマ「アンティーク」を見ました。
別に見比べるとかいうわけじゃ無いんですけどね。
あんまりテレビに熱中できる方でも無いんですが、ぷよぷよとかテトリスとかやりながらだと負けちゃうのよ。
今日はあまりカラフルびゅーちほーなおケーキ様様では無かったので、空腹感を覚えることなくピアノの前。
計何回逃げ出したか聞かないでくださいぃ。
というくらい逃げたがりなわたくし。
いや、何も進展しなかったなあああああ。
そんなこんなで一日が終わる。
あああ。
今週も徹夜かな。完徹かな(汗)


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