ヤグネットの毎日
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| 2002年07月04日(木) |
「30代から始める『頭』のいい勉強術」を読む |
視察二日目は、終日移動日。電車に揺られる時間が多かったので、いつものように車中読書。 せっかくの機会だから、もっと他の議員さんと交流を深めるべきかもしれないが、こういうときでなければ、まとまって本を読むことができない。申し訳ない、と思いつつ「三色ペン」を握って、どんどん本に線をひいていく。
著者の和田秀樹さんは、いま超売れっ子の著述家である。精神科医として活躍する一方、「勉強術」や「心理学」の分野で次つぎとベストセラーを出し続ける。とくに、「認知心理学」を深めている著者の「メタ認知」能力が本書全体をつらぬくキーワードである。 認知心理学とは、人間の思考を「知識を用いて、推論を行う過程」ととらえる。なんらかの問題、課題に対して、これまでの経験や学習から得た知識をもとにして、あれこれ考え、頭のなかでシュミレーションして、問題解決のための答えを出すことが「思考」ととらえる。(本書36ページ) そして、メタ認知能力には、意識的に一段高い場所に立って、自分の「知力の状態」について、客観的に認知し、把握してみよう、という意味が込められている。 著者は、「30代こそ、もっとも勉強に向いた時期である」と断言する。自分の頭をよくし、上手に考え問題解決や業務上の改善をふくめて知的アウトプットを生み出すための勉強をする条件や必要性がもっともある時期ーーそれが30代だというわけだ。 「今読むべき本を短時間でどうみつけるか」「新聞、雑誌の情報収集にいっさいの無駄をなくす」などの点で、たいへん示唆にとむ内容が満載だ。しかしながら、僕がもっともインパクトがあったのは、「大人の勉強には、『企画力』が必要だ」ということ。 自分のこれからの人生を具体的にイメージし、何のために学ぶのか、勉強した果実で何をなそうとするのか」このことをはっきりと自分の中で目標を設定すること。これが何よりも大切だ、という著者のメッセージに、うなずくこと大であった。僕にとっては、それを問い続けることもまた勉強なのだが…。
函館のまちは、生憎の曇り空。函館山からの夜景は見られない、とのこと。京都ではもう、咲き終わった紫陽花がまだ蕾みのまま。やはり北海道だ。
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