ヤグネットの毎日
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| 2002年07月01日(月) |
ウルトラマンの誤認逮捕に怒り心頭 |
息子が体調を崩した。一昨日の夜中に「お茶が飲みたい」と言い出し、飲んでは吐き、吐いては飲むのくり返し。日曜日は、妻がテスト問題を作成しなければならず、一日家の中で息子の様子をみることになった。最近、体調を崩すことがなく、油断をしていた。寒暖の差が激しいのが原因だろう。
子どもたちにとって土曜日の人気番組だった「ウルトラマンコスモス」が2回の総集編で放送終了となった。主役であるムサシが一度も画面にでてこない、不自然な編集である。8月に公開される劇場版も代役をたてて編集中とのことだ。 極めて不自然で、子どもたちに失望を与える「ウルトラマンコスモス」の終わり方になったのは、主役の男優が未成年時に、暴行と恐喝の疑いで「逮捕」されたことが唯一最大の理由だ。 ところが、「恐喝され暴行を受けた」とされる少年から、実は、「狂言であった」という陳述書が司法機関に提出された、という。スポーツ紙の報道などを総合すると、次のようである。
◆恐喝され、45万円を口座に振り込むことを強要されたとされているのは、実際には少年が何度も盗んだ金を返すと約束したためのもの。少年と逮捕された男優とは、小さいころからの知り合いで兄弟のような関係で兄が弟をしかる「兄弟喧嘩」程度のものであった。 ◆ろっ骨骨折の傷害は、逮捕された男優ではなく「不良グループ約10人に殴られた」が、「仕返しを受けるのが怖くて」ムサシ役の男優に殴られたと警察にウソをついたという。 ◆所属事務所も傷害事件があったとされる12年10月17日には、ムサシ役の男優は「東京で映画収録をしており、大阪には帰っていない」と明確に主張。 ◆告訴から1年以上が経過し、少年は「自分のウソが大きくならずよかった」と安堵していたが、今回の逮捕劇に驚き、「殴られた本当の相手を警察に話したが、『メンツがあるから』と取り上げてくれなかった」 ◆警察は、(ムサシ役の男優に)一度も任意の事情聴取などせず、6人がかりで、今月14日にいきなり逮捕された。 これだけの事実が明らかになれば、誤認逮捕であることは、明白ではなかろうか?ところが、守口署の署長の話は、こうである。「そういう陳述書が出されたという話は聞いた。(逮捕して身柄をとった以上)こちらとしては、立件する方向で、継続的に捜査を進めている」 あいた口がふさがらない、とはこのことである。
数日前の日記でぼくは、次のように書いた。
僕は、「逮捕」という事実はたいへん重い意味をもつものであり、毎日放送などがウルトラマンコスモスの放送中止を決定した判断に異論を挟むつもりはない。 しかし、現時点では、主演男優が「恐喝」や「強盗」を行ったことが真実として私たちの前に明らかにされたわけではないのもまた事実である。この時点で、未来ある青年に「罪人」のレッテルをはり付けて、一方的な正義を主張するのは、いかがなものだろうか?
自らのメンツにしがみついて、未来ある青年の心を傷つけ、とウルトラマンコスモスに励まされ、未来への希望を見い出していた子どもたちの夢をむしりとることに、警察は、何の痛みも感じないのだろうか? 僕は、あえて書いておきたい。ヤミ金の被害に苦しむ人が、被害届をだして取締りの強化をお願いしても、「少なくとも、借りたお金はかえしてもらわないと」とのらりくらりで、結局取り締まり強化の申し入れを受け取らなかった。それが警察機関の現実なのだ。裏にひかえる闇の勢力が恐いのか?! 強き者を助け、弱きものを挫くとは、いったい何ごとだろうか。 多くの市民は、不正や暴力から守ってくれるのが警察であると信じている。今回の誤認逮捕も、潔く誤りを認めてムサシ役の男優の名誉を一日も早く回復するべきである。 そして、「帰っていたウルトラマンコスモス」などの放映で、正義は必ず勝つことを子どもたちに身を持って教えてあげるべきではないか。
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