一週間はGLAYの余韻で過ごしました・・・ そんなわけありませんよね。 楽しかった思い出に浸っていられるのは学生時代だけです。 今は目の前にやってくる現実の壁を乗り越えることに精一杯。 でも、乗り越える力は思い出からいただいたりもしますがね。
本日の1冊: ・『対岸の彼女』(角田光代/文藝春秋)
とりあえず読みました、直木賞受賞作。 独身・女社長の葵と家庭持ちで仕事に復帰した小夜子。 立場の違う対照的な女性が懸命に生きる姿を描いた物語ですが、 このテの小説はやはりすたれずに女性読者を掴むのでしょうね。 ただし、今回は小夜子のほうはあくまでも現実の中で悩む一方で、 葵は現実と過去のギャップの中で人物像を作っていくカンジ。 う〜ん、なんだか読了感が中途半端なような・・・ 葵の過去の思い出は過去の思い出として完成しているのだけれど、 最後でなぜあのエピソードが必要だったのかよく分からないのです。 私の読みが浅いからだと言われたら否定しませんが、 過去の思い出じたいは非常に大切に書かれていたから、 もっとラストできちんと実を結ばせてあげてほしかったです。 まぁ、相性なのかもしれません。 (いるいる、こんな人)と思わせる女性が主人公の小説は、 本当はちょっと苦手です。
一番共感できたのは、オビの筆者コメントでした。 「あのころのような全身で信じられる女友達を必要なのは、 大人になった今なのに、と」 結局、コレが言いたかったのか・・・そっか、なるほど。
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