当世高校教師気質
一生勉強 一生青春

2004年01月09日(金) 『不倫と南米』

新年早々、学校内がざわめいている。
今までじっとしていた生徒達の不満が爆発したよう。
特に2年生・・・将来への不安でも芽生えてきたか?
「突然、生徒が髪を茶色に染めて登校してきました。
 あなたはどのように指導しますか?」
採用試験の面接問題を思い出させるシチュエーション。

本日の一作:
・『不倫と南米』(吉本ばなな/幻冬舎文庫)

文庫になっているのを知らず、ずっと読み逃がしていた。
世界の旅シリーズ三作目は、南米アルゼンチン。
ヨーロッパの町並みと南米の青空を併せ持つ国なんて、
行ったこともない私には想像ができない。
ただブエノスアイレスというひどく覚えにくい名前を、
中学時代に必死で覚えた記憶があるぐらいである。

タイトル通り不倫している主人公の話が主であるが、
「最後の日」という短篇は過去に不倫をしていたが、
現在は優しい夫を見つけ幸せに暮す女性の話である。
生まれた時に、祖母に死ぬ日を予告された主人公が、
アルゼンチンでその日を迎えるという設定なのであるが、
占いが外れたことが分かった瞬間(1日が終わった瞬間)の
彼女が非常にほのぼのと幸せそうで、心温まる。
短篇ということもあり、淡々として物足りない部分もある、
ただ、読後感は爽やかで、微笑ましいので〇。


 前世  人生  来世


葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

My追加