| 2003年12月20日(土) |
『博士の愛した数式』 |
気を抜くとあっという間の一週間。 今週も本当にいろいろなところがあった。 思い返して書き留めることも必要なのだが、 思い返すと気がめいることのほうが多いので(涙)、 次回の反省に回して、今は消去だ〜〜。
本日の一作: ・『博士の愛した数式』(小川洋子/新潮社)
過去の交通事故により、80分しか記憶できない老人と、 その家に雇われた家政婦と息子の交流物語。 タイトル通り、老人は数学に関してはずば抜けた 才能を発揮するのであるが、日常生活はまるでダメ。 それなのに、子どもに関しては強い愛情を示すのである。 すごく純粋で、それゆえに哀しいこの男性に、 若い家政婦さんは惹かれていく・・・分かるねぇ。 恋愛など差し引いても、人は人に惹かれるのだ。 いかなる場合にも相手への敬意を忘れない人間、 人間ばかりでなく数字にも敬意を払える人間。 確かに、ぱっと見たら不思議な人だろうけれど、 深く知れば惹かれる存在なのはよく分かるのだ。 ちょっと『センセイの鞄』に近い雰囲気があるかな。 以前から話題にもなっていたし、注目していたが、 今年最後になって、この一冊を読めたことは幸せだ。 しばらくは友人にお薦めしてみようかな。
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