我ながら呆れる話なのであるが、 約五ヶ月ぶりに美容院に行った・・・ 本当は12月に行こうと思っていたのに修論で流れ、 1月に行こうと思っていたのに講義が忙しく、 2月はレポートに追われていたら、ここまできていた。 さすがに3月に入る前には行きたいと思い立ち、 縮毛矯正をかけ、ばっさり切ってきた。嗚呼、すっきり。
本日の一作: ・『黒龍の柩』上・下(北方謙三/毎日新聞社)
北方版新選組、北方版土方歳三である。 上巻は池田屋直前から鳥羽伏見直前ぐらい。 下巻になると、舞台は京から北上する一方である。 さすがハードボイルドの巨匠だけあって、ドライな文章。 登場人物の台詞回しも格好良過ぎるほど格好良く、 一言で言うならば、「こりゃ、歴史小説じゃないな」と。 私の中の土方歳三像は司馬御大のイメージがちがちなのだが、 それを差し引いて、客観的に判断したとしても、 土方歳三はここまで冷めた人間ではないんじゃないかなぁ。 もっと泥臭くて、もっと真っ向勝負な一面もあったはず。 なんだか冷静過ぎるし、考え方が現代人くさいんだよなぁ。
でも、いろいろ斬新な小説ではあった。 たとえば、山南・土方の関係なんかは初めて読んだ形。 慶喜の書き方なんかも、史実はともかくなかなか。 これはこれでじゅうぶん面白かったし、 逆に歴史小説が苦手な人は読み易いのではないかと思う。
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