当世高校教師気質
一生勉強 一生青春

2003年02月14日(金) 口頭試問

本日、口頭試問。院生は午後から。
とはいえ、落ち着いていられるはずもなく、
結局11時前には院生室のいつもの椅子に座っていた。
こうして、ココで珈琲を飲みながら調べ物をするのもあと少し。
そう思うと、さまざまな感慨がこみ上げるが、
それ以上に緊張で心臓が飛び出しそうである・・・

主査であるN村教授と副査である二人の教官がつく。
(U田教授は用事で席を外していたのである)。
真っ先に口火を切ったのはK越教授である。

古典はなぜ面白いのか、なぜ学ぶだけの価値があるのか。
それはその作品が作られた時代の常識や感動などが、
凝縮され、残され、伝えられているからである。
それらはたとえ現在では悪とされていても、悪ではない。
現在の常識で考え、判断できるような問題ではない。
だから、現在の常識をベースに古典を読むと、
古典の真の魅力が損なわれ、真の情報が見えなくなる。

といった内容のことを訥々と諭してくれた。
これはかなり高度なことを要求してくれるものである。
でも、国語教師としての道を歩むうえで忘れてはならないこと。
私の修論はまだまだ現在の常識に縛られがちだったのだ。
最後の最後に、また一つ教えられた。

全体としては、飴と鞭を使い分けられた30分間。
きついことも言われたが、すべて自分で分かっていたことだ。
分かっていて目を瞑った部分を明るみに出されただけだ。
だから、何を言われても、すっきりした。
むしろ、最終的には誉められたことが嬉しかった。
「これだけのものは久しぶりに拝んだよ」と、
少し自慢げに笑ってくださった教授の顔が嬉しかった。
決して出来のよい弟子ではなかったけれど、
少しはご恩返しができたのではないかと思う。


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葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

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