当世高校教師気質
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2003年02月04日(火) 『虹の家のアリス』

本日の博士論文口頭発表。
先輩が非常に順調に発表され、感激した。
主査である教授も満足げだったし、他学部の教授の反応もまずまず。
これはかなり手ごたえがあるのでは??

本日の一作:
・『虹の家のアリス』(加納朋子/文藝春秋)

以前、『螺旋階段のアリス』という作品を読んだことがある。
今回はその続編、そして・・・最終編になるのだろうか。
前回は家出をして探偵事務所に転がり込んできた女性が、
親子ほどに年が離れた探偵と街の事件を解決していた。
殺人等の大きな事件はない。むしろ、雑用に近い事件。
しかし、警察に行っても見向きもしてもらえない人々の
強い味方になり得るほのぼの名コンビだったのだ。
もちろん今回もその基本スタイルは変わっていない。

しかし、今作品でもう一つの物語の流れを形成しているのは
家族、すなわち主要人物側のバックグラウンドである。
たとえば、大企業の一人娘であるがゆえに父と衝突し、
思わず家を飛び出してしまった亜理沙であり、
もう結婚し、家庭を築く年齢に近づきつつある子供を持つ
父としての側面も持つ探偵仁木氏である。
二人の出会いは偶然であったが、共に事件を解決していくうちに
それぞれの環境と向き合うだけの成長を果たしたのである。

特にお気に入りは(鏡の家のアリス)から(夢の家のアリス)に
続く一連の仁木氏と娘・息子の物語。心温まるのだ。


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葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

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