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まぁなんだかクサクサしたりして。 いい天気だし暖かいし。と。 部屋のカーテンを洗ってみる。
ぶっちゃけた話、部屋の掃除をまともにしたのは 数年振りで。(一応掃除機等はごくたまにかけてました。すいません。) 以前カーテンを洗ったのがいつだったのなんか思い出せない程久し振り。 母がカーテン等を作る会社に勤めている事もあり。 私の部屋のカーテンは高級なあまり布で作られている。 汚れたら新しいカーテンと取り替える、そんなのが茶飯事だったものの。 ここ数年の私の堕落振りに、新しいカーテンとはトンとご無沙汰だった。
そんな中、何を思ったのか突如始めた大掃除もあいまって。 この晴れの日にカーテンを洗おうと決意した。
カーテンと言ってもたかが布。 全自動の洗濯機にかかれば洗うことも造作ない。 しかし今までそれはそれは汚かった私の部屋。 カーテンをはずすのが非常に困難だったのだ。 未だ多少小物が散らかっているも。 けもの道が農道まで進化し、今や広大な土地と開拓された。 大地に足をしかとつけ。作業を行う事の出来る喜びを噛み締めてみる。 青空を眺めつ。気分良くカーテンをはずし。 さて洗濯機に…。 と、丸めたカーテンを抱え、その手の感触に愕然とする。 この少しベタベタとした…なんともいえない脂っこいような感触。 風邪で寝込んで、2、3日風呂に入れなかった時の髪の脂っこさに似たような。 なんとも言えない不快なベタつき感。 これは…もしや…?
そう煙草のヤニ。
修羅場の時など換気をしない事には作業もままならない程 空気が煙る時もあった。 一度部屋の外に出てから、再び部屋に戻るとその部屋の白さがよくわかる。 部屋の中が煙によって靄でもかかっているかのように白いのだ。 そんな事が何度もあった。 その度、哀れなカーテンはその煙をたらふく吸い込んでいたのだ。
あぁ…なんと…なんと言う事だ。 涙をこらえつ、洗濯機を稼動させる。 すると水はどんどん濁る。濁る。濁る。 レースのカーテンの存在が見えなくなるのでは…と思われる程、黒い水。 今更ながら、大変ショックだった。 自分の部屋がどれだけ汚かったのか。 どれだけ煙草吸ってたのか。 どれだけ堕落していたのか。
綺麗に洗われて、再び私の部屋に下げられたカーテンは。 今やとても異質な存在となった。 それだけ、既に部屋の白い壁は薄茶色になり。 天井も、ライトスタンドも。白かった物は全て薄茶色だったのだ。 この部屋がどれだけ薄暗く、陰鬱な雰囲気をかもし出していたのかが良くわかる。 生まれ変わったように白く、綺麗なカーテン。 そこから差し込む日差しは。 今までのものとは一味違う眩しさを感じた。
BISCO
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