2002年09月02日(月)  感想、行きます!


昨日のオフ会は誰かが書いてくれるだろうということで。

最近集めていた漫画がどどどっと出たので一つ感想。





『偶然でもこんなにキレイになれたんだもん
 今変わんなくて いつ変わるの!?』

あひるの王子さま 4巻 / 森永あい

最初絵柄に惹かれて買ったんですがこの人が描く漫画は恐らく全て私のツボにくる。その設定が。
「成績優秀・運動神経抜群・超美形でも壮絶に貧乏」
「優しい・スタイル抜群・超美形でも根暗でオタク」
このでもでも攻撃。この漫画の主人公は元はチビで不細工な男の子(個人的には可愛く見えてます)なんですがある日恩返しの魔法で超美少年になります。でも中身が中身なので何故か不幸な目にばかり…。コメディです。コメディなんですが、せっかくそんなに美形なのにアンタなんでそんなに駄目男…?って微妙に泣けますよ。だって変身前からずーっと好きだった子は美的感覚が恐ろしく狂っているため全然振り向いてもらえないし。ああまさに本末転倒。これハッピーエンドになるんでしょうか。いやなるんだろう(雰囲気的に)でもコメディなのに微妙に切ないです。しかも絶妙なタイミングで変身前に戻ったりしてスリル満点。
ちなみにこの人の新作、買う気満々です。うたい文句は
「地味な男と気のツヨ〜イ女が入れ替わったんだから、さあ大変!?」
レッツラ・ゴー!!




『引き金を引くのは指の力ではない
 己の行動に命をかけられるか否か… 

 その思いの強さだ』

ジパング 8巻 / かわぐちかいじ

『現在の自衛艦が第二次大戦中にタイムスリップしたら世界はどうなると思いますか』。

誰もが怖くて手を出せないこんなテーマに正面から切り込むこの人は相変わらず恐れ入ります。8巻ともなるとすでに少しずつ現在の『史実』がズレてきていて、恐怖と相反した興味がいよいよ強くなってきました。「在りえない史実」の中で、歴史的人物がリアルに語りリアルに動く。スゴイ。かわぐちかいじ、神業。だってこの人人間という人間を動かしてもう一つの歴史を作ってるもん。
私はやっぱり『沈黙の艦隊』の方が好きなんですが、この漫画は自分が知らずに持っていた固定観念に気付かされます。今の戦後を「まあよかったんじゃないか」とか考えていることとか。歴史の改変を否定する自分がいることとか。それでも、どんな世界に生きていてもやっぱり「人間」は変わらない。
漫画賞受賞しました。当然だと思います。




『…くっそ ムカつく… 
 お前のくせに すっげぇかわいい』

ホットギミック 4巻 / 相原実貴

全然悩みなく読めるある意味爽快な漫画。王道のばりばり少女系恋愛漫画な筈なんですが切なくなるまであと2冊は要しそうです。本当に、実に、微妙です。面白くない訳じゃないんですよ。ほんと。
ですが。
表紙のメガネくんに惹かれたのにメガネかけてない時の方がカッコいい(ちょっと許せないポイント)。主人公に一番感情移入しにくい。それに聞いてくださいよ。この巻買って気付いたんですけど、表紙のセンスに惹かれて買ったのに表紙をデザインしたのは作者じゃなかった。あ、ああ…(ヨロヨロ)
でもやっぱり買うんでしょう。主人公の妹と兄が気になるから。





『今日まで会ったひと、みんな"踊り"だ。
 
 あたしが踊るから みんな寄ってきた。
 踊らなくなったら、 きっとあたしに用はない。』

昴 10巻 / 曽田正人

天才の性だなぁ…。あまりハッピーな漫画ではないですね。主人公がバレエをするのは「苦しい現実から逃げるため」というくらいだから。でもやっぱり面白い。曽田さんは「天賦の才」を書き続けてきて、この漫画ではそのテーマが一番純化している気がします。そしてこの『ボレロ』をテーマにした9、10巻が今までの『昴』の中で一番「天才の性」を感じさせる巻。『人間としては最低だけど、ダンサーとしては極上』な彼女の歪んだ性格。それが『ボレロ』でどう開花するか。というかこの子どんどん屈折していっている気が…。笑。
あと純化するのはいいんですが現実離れの度合いもすごくなってきた。「め組の大吾」はハラハラドキドキで済んだんですが、今回は…なんか実感湧かない。だって想像できないもん。ありえないって!観客にZONEは!笑。





『…おれは こいつは本物の天才だと思った男を
 1人だけ知っている
 そう感じたのは後にも先にもそいつだけだった』

YASHA 12巻 / 吉田秋生

最終巻。今までの展開上どうなることかと思いましたがさすが吉田秋生。まとめ方が上手い。この一冊であれだけのドラマを持ってくるか…。電車の中でちょっとぐっときてしまいました。うう。
惜しむらくは凛の髪型です。私あのみたいな髪型が、本当に苦手…というか誰がやってもカッコよく見えないんです。誰がやっても。なんでかわかりませんが。凛はだから、キャラクター以前に見た目で好感度低かった。むしろ雨宮パパの方が好感度高かったくらいです。
ちなみに上で引用した言葉は静や凛とは関係ないんですね…。フフ。私も完璧に同感、です。年月を経てもなお哀愁を感じます。




おまけ:

別冊花とゆめ立ち読みしました。
『大人になる方法』山田南平
好きだった人。
読め。


ジョナサンーーー!!!?

爆笑です。いや許せない人もいるか…とにかくいいのか山田。という感じで。


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cerri ■