2001年11月09日(金)  フミオとシゲオとダヨと軍人

うちの兄弟は皆同じ高校に行ったんで、教師の話でよく盛り上がります。いるじゃないですかー。変な教師とか。嫌な教師とか。(つかいい教師ってあまり話題に上らなくないですか?どこからネタにしていいのかわからなくないですか?)
 
「この前フミオがさー」
「え?フミオって誰よ?」
「数学の教師。野球部の顧問で・・・」
「ああ、あのフミオ!?富める美しい男って書くあいつ!?」
「そーそー(笑)」
「美しいって字をつけてることがまず間違ってるよ」
すげーもんな
「富んでるのは脂肪分だって話」

(←大概酷いことを言っています)
(そして話題は続きます)


「確かに先生の良し悪しは大きいよね。受験生だと特に」
「そう。シゲオだと超キツイよ・・・」
「わかる、担任だったから。・・・悪い人じゃあないけど」
「受験生にあの授業やられるともー悪意持ってるようにしか思えねーんだよ
卒業したらイイ人って言えるようになるさ(フォロー)」
「でも最近ヤバいの。保健室に入り浸ってるんだよ」
「ああ神経弱そうだったもんね・・・うわー・・・」
「そうそう。この前も疲れたら帰ります、とかって帰っちゃうし」
「おいおい」
『僕の授業を聞いても皆さんの役には立たないでしょうから・・・』っつって」
ああ自覚はあるわけだ



「んでH先生が有給使ってまで補講すんだけど」
「なんで!」
「職員会議に出席したくないっぽい」
「うわー偉いのか偉くないのか」
「年間で補講費用1人100円」
「何それ」
「プリントとかの関係で、どうしてもそれだけ徴収しなきゃ赤字になるらしいよ」
「へえー。まあそうかもね」
「で、それをクラスの誰かが親に言ったのよ」
「うん」
「したらその親がH先生に『先生!そんなに困ってるなら一言おっしゃっていただければよかったのに!』とか言いにきたらしい。先生超困ってんの」
「微妙な徴収金額が効いてると見たね」



「でもH先生の授業受けらるか受けられないかで、かなりその後が変わるから補講はありがたいんじゃない?」
「そう。K先生だけだとヤバい」
「ああ、ダヨね」
「ダヨ?」
「『〜だよ』って断定系使うからうちらの時のあだなはダヨ」
「確かに・・・」
『ここは〜つまりそういうわけなんだよ!』とか言われても全然納得できない」
「でも頭いいんだって、K先生」
「ふーん全然見抜けなかった
「・・・・・。まあやる気はないけどね・・・」
「アンタの代まで教え方が改善されないなんて、やっぱ頭悪くない?」
「つかあの先生見てると一生ってああやって終わってくのかなあってむしょうに思う」
「とりあえずK先生は確実に終わると思う」



「今の体育が軍人浮気
「は?は?」
「軍人って呼ばれてるやつと、教師同士でダブル不倫してるやつの2人なわけ」
どっちにしろなんかすげー嫌
「この軍人なんだけど、まず絶対『前にならえ』から始まるんだよな」
「はァ?高校でそんなことやんの!」
「つか逆に面白がって、皆超真面目に前に倣ってるけどね。先頭のやつは腰に手当ててる
「やだ面白すぎ」
「んで次にくる台詞が『とりあえず座れ』
「なんでよ(笑)」
「上から見下ろしてないと気がすまねーんだよ。バレーとかやってんじゃん?そうすっと壇上の上にパイプ椅子持ってってそこから試合見下ろしてんだよ」
「徹底してんね!」
「しかも『体操服は中にしまえ』ですよ?どうします?」
「今時そんな集団いたら怖いんだけど」
「しっかもさー!体育の成績を試合の点数で決めるとか言いだして」
「・・・まじで?」
「まじで。皆超必死だっつの。バレーの試合に血眼になってる
「効果てきめんだー」
「そんなんだから、うちのクラスのやつが体育カードに『先生は締め付けが厳しすぎて少し辛いです』って書いて提出したんだよ」
「ふんふん」
「そしたら『遊びの体育は終わりだ』って返事が来た」
「ねえどこの惑星から来たのその人


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