米国発 金融危機関連情報

2009年07月07日(火) 自動車産業の拠点ミシガン州の失業率:最悪14.1%


 報道
米失業率:最悪14.1% 自動車産業の拠点ミシガン州
毎日新聞 2009年6月20日 10時58分

昨日はカリフォルニア州が非常事態宣言のことを書いたが今日は自動車産業の拠点ミシガン州のことを書きたい。報道のとおりミシガン州の失業率は14.1%に達している。6月のGM破綻で今後さらに悪化する可能性が高いという。当然州の財政も急カーブで危機的な状況になるだろう。連邦政府の旗振りだけで景気が回復し、失業者が減少するとは思われない。

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米失業率:最悪14.1% 自動車産業の拠点ミシガン州
毎日新聞 2009年6月20日 10時58分

 【ワシントン斉藤信宏】米労働省が19日発表した5月の各州ごとの失業率によると、米自動車産業の拠点、ミシガン州が前月の12.9%から1.2ポイント上昇し、全米で最悪の14.1%に達したことが明らかになった。米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーが、4〜6月にかけて相次いで連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請して経営破綻(はたん)しており、自動車関連業界の雇用環境の悪化が失業率の上昇に拍車をかけたものと見られる。
 米メディアによると、同州の失業率は83年7月以来、約26年ぶりの高水準で、6月のGM破綻で今後さらに悪化する可能性が高いという。
 失業率は全米50州のうち48州で上昇しており、カリフォルニア州が11.5%、オレゴン州が12.4%など8州で過去最悪の水準となった。特に上昇率が高かったのは、ミシガン州のほか、ロードアイランド州(1.0ポイント上昇)、ウェストバージニア州とミズーリ州(0.9ポイント上昇)などだった。
 全米での5月の失業率は前月比0.5ポイント上昇の9.4%となっており、オバマ米大統領も「年内に失業率は10%を超える可能性がある」と認めるなど、今後も悪化する恐れが強まっている。


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石田ふたみ [MAIL]

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