米国発 金融危機関連情報

2006年02月22日(水) 何が壊れて生まれるか

癒しの森926                      

 新しい情報を受け入れない人がいる。過去の知識だけで生きようとする姿勢である。この傾向は熟年層に多い傾向があるが若い人にもこの傾向が強い人が実に多いと感じる。何が壊れるか・・戦後数多くの崩壊していった業種がある。戦前は人のいるところに、工場が建った。いわゆる町工場である。しかし、交通の便が良くなるのと平行してこれらの町工場は崩壊していった。昭和30年代にスーパーとコンビニの登場で、個人商店は崩壊していった。最近では格安に理髪店が登場している。ここでは低料金という秩序の崩壊なのである。

 1997年1月18日に記憶に刻まれた「何が壊れて何が生まれるか」と題する日々の映像を書いた。ここで一部を引用したい。「今日の日報に遺言新時代というコラムがあった。漫画家の本宮ひろ志さんの社会を見る目が厳しい。『今はすごく面白い時代。幕末の反対で出来上がった社会の壊れ方が面白い。そしてどう再生していくか』と言っていた。社会の流れを見通す眼力が今ほど求められる時代はないと思う。・・・」さまざまな何かが壊れていくが、新たに生まれ出る社会のシステムもある。すなわち「何が壊れて何が生まれるか」という視点のない人は、社会の流れが全く分からない人といわねばならない。

  ・今の時 何が壊れて 生まれるか 見通す眼力 時代の先取り


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石田ふたみ [MAIL]

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