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2005年06月03日(金) 元大関貴ノ花早すぎる死、惜しむ声広がる

癒しの森662                          
 
 1970年代の大相撲人気を支えた元大関貴ノ花、二子山親方が口腔底(こうくうてい)がんのため30日、亡くなった。引退後は三代目若乃花、貴乃花の兄弟横綱を育て、空前の大相撲ブームを巻き起こした。現役時代も指導者として、「忍耐」と「粘り」で一時代を築き上げた。まだ55歳。早すぎる死を惜しむ声が広がっている。

 多くの報道がある中で「人間貴乃花」を感じさせる一部を引用したい。二子山親方も「入門した瞬間に親子の縁を切った」と宣言して猛げいこをさせたことは有名である。貴乃花がスポニチに報道された貴乃花の手記にこうあった

 「1988年2月21日、兄の若乃花とともに入門を決め、2階の若い衆が寝起きする大広間に移る時、あいさつのために3階の居間で家族4人になった際に『パパは、いつまでもパパなんだよ』と号泣した。あの強くたくましい父が初めて見せた涙が、今でも、まるで昨日のことのように脳裏に焼き付き、忘れることができません」

 人間貴ノ花を感じさせる十分な手記である。貴ノ花は若・貴のほかにも多くの関取を育てた。元大関・貴ノ浪の音羽山親方は「技や型よりも、人としてあるべき姿勢を教えていただいた」と感謝しているのである。これからも若・貴に関する報道が多いと思うが、覗き見、推測のような三文雑誌は読まないのが賢明のように思う。

  ・早すぎる 口腔ガンでの 死での旅 疑問が残る 放射の治療 
      


    


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石田ふたみ [MAIL]

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