| 2005年04月24日(日) |
歩行不足はボケコース (2号で引用) |
癒しの森621 歩くことが健康促進、更には老化のスピードまで遅らせるということは誰でも知っているようである。しかし、歩いている人が実に少ないのはどういうことだろう。過日70歳で毎日1時間のウォーキングをしている人と懇談した。意見の一致点は「60歳を過ぎて定期的に下半身を鍛えない人は80歳前後でヨボヨボになる」ことであった。60歳を過ぎてウォーキングなどの運動をしない人は、身体の構造が坂から転がり落ちるように脆弱化していくのである。東海大学スポーツ医学研究所の田中教授の説明(歩行不足の弊害)を箇条書きで引用したい。
1、心肺機能の低下。血の巡りが悪くなり疲れやすくなる。 2、足の筋肉の収縮による、心臓へ血を送り返す機能が弱まる。 3、抗重力筋が衰える(ヨボヨボ歩きになる) 4、消化吸収力の低下 5、酸素不足による脳の働きの鈍化
健康の為にウォーキングをしましょうではなく、歩行不足であると健康が保てないのだ。4月13日に書いたように、1日200Kcal(40キロの人)〜300 Kcal消費運動量が絶対必要なのである。酸素不足による脳の働きの鈍化・・まさに歩行不足の人は、ボケ老人になるコースに乗っていると言わねばならない。
・忍び寄る 足の老化を 意識せよ 歩かなければ 脳がボケ行く
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