| 2005年01月12日(水) |
大津波の被害:米市民空前寄付の動き |
癒しの森517 米市民による空前の寄付の動きは、日本の市民にとって癒しの森のテーマにならないかもしれないが、被災地の大衆にとっては大変な癒しの出来事である。「インド洋大津波の被害に対し米国で民間から記録的な額の寄付が集まっている。ハリウッドの有名スターや企業、宗教団体だけでなく、年金に頼る高齢者や子供を含めた一般市民が『自分の出せる範囲』で寄付をしているのが特徴」(1月12日・産経から)なのだ。 民間からの寄付の動きは多くあるが女優・映画監督・製薬大手など空前の寄付支援を表明している。ロイター通信の9日までのまとめによると、米国の個人募金など民間援助は3億2400万ドル(340臆円)の寄付金が集まっているという。ニューヨークの地元紙デーリー・ニューズ社によると、同社の義援金窓口には1日だけで10万3000千ドルが集まり、「今はこれだけしか協力できませんが」「91歳の私にはこれがすべてです」などの手紙とともに10ドル、12ドルといった小額の寄付も送られてきているという。
こうした動きの第一の要因はキリスト教の教えである利他主義に基づく慈善精神があげられる。次に米議会がいち早く津波被害に関した寄付を今月中に行えば税制上の優遇措置を取る法案を成立させたことだろう。ともかく、米社会では個人・法人・慈善団体などの空前の寄付が集まる気配である。
・津波での 苦難の大衆 前にして 何とかしようと アメリカ文化
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