| 2005年01月01日(土) |
「夢見る力」を保ち続けたい |
癒しの森 506
映画「北の零年」が1月15日から公開される。明治政府の命により北海道への移住をよぎなくされた稲田家一族546人は、慣れない北の大地での生活に悪戦苦闘の日々を送る。家臣の小松(渡辺謙)は妻(吉永小百合)らを残し、現状打開案を探るべく札幌に旅立って行く。吉永小百合や渡辺謙といった日本が誇る映画人らが総出演。歴史の波にほんろうされながらも、北の大地で懸命に生き抜く人びとを描いた感動のドラマのようだ。
元旦新春トークで吉永小百合さん(志乃役)が登場していた。小百合さんは台本を読んだ時「夢見る力」という言葉がグッと胸に迫ったという。強い母の生き方がしっかりと子に受け継がれていく。それを象徴しているのが志乃の「生きている限り、夢見る力のある限り、きっと何かが私たちを助けてくれる」という言葉なのだ。この映画の原点は、どんな困難にも負けず、開拓民を支え続けた強い女性たちの生き方のようだ。15日以降に見に行かなければならない。
・過酷なる 北の大地に あってなお 強き女性の 夢見る力
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