癒しの森488
12月4日に「恩の報える」と題して、乞食同然の老人のことを書いた。この時「イチョウの実・蕗のとう・国有地に自生している大根の葉・などを採集して我が家に届けるのである」と書いた。その後も晴天の時は、何かを採集して我が家に届けるこが続いている。一番分からないのはどうして今頃に蕗のとうを採集出来るかであった。その旨を老人に話すと案内するという。
昨日の朝は寒さに加えて風も強かった。しかし、老人と朝の7時に約束の場所に落ち合い「蕗のとう」の採集に出かける。天然で蕗が勢力を張っている場所は僅かなのである。2箇所案内してもらってが、1ヵ箇所2メーター×8メーター余りの蕗の集団であった。ただし、他の雑草も勢力を張っており、蕗の集団が生き残れるかどうか不安を感じさせる佇まいであった。もう1ヵ箇所は4メーター×15メータ余りの集団であった。蕗の葉は殆ど枯れているが、その根元に春の到来を待って蕗のつぼみを作って待機しているのである。少量採集して岐路に就く。
・蕗のとう もう芽を出して 春を待つ 冬はこれから 厳寒耐えて
|