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2004年12月01日(水) 長野県施設きょうから「完全禁煙」

癒しの森475                    
           
「完全禁煙」は「時代の流れ」なのか「やりすぎ!」なのか、論争の火種は残っているが、タバコの煙はなくなる方向にカタツムリのスピードかもしれないが動き出している。
 
 一日から長野県が県庁や県立高校、警察署などの施設について、屋内にとどまらず、敷地内も含んだ「完全禁煙」に踏み切った。職員や来訪者は敷地内なら屋外でもたばこを全く吸えなくなる。喫煙者にとっては職場そのものが、タバコを吸えない地獄の空間で、元喫煙者として同情申し上げよう。公共の場での禁煙化が世界的な潮流となる中、ここまで徹底した喫煙排除は、全国初の試みなのである。

 職員からは「喫煙室から流れるにおいも嫌だったのでありがたい」「他人の煙で健康を損なってはかなわないし、時代の流れ」と歓迎する声が多い。徹底した「喫煙」排除に反対論もあるがこれが世界的な潮流なのだ。欧州ではアイルランド、ノルウェーに続いて英国もオフィスやレストランなどで禁煙に動き出し、4年後までに段階的に全面禁煙する方針という。肺がんの原因はたばこが大きなウエートをしめる。肺がんの死までのプロセスを学ぶ機会があれば2人に1人は禁煙するのではないだろうか。要するに、神経的な癒しはタバコ以外の何かに求める必要があるのだ。
 
 ・ニコチンの 束縛からの 解放は いとも簡単 パッチを張るだけ
     


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ヘルシー・ライフの会報 第4号   2004年12月5日
 ヘルシー・ライフの会 代表 石田道子
E−mail: daily_vision@yahoo.co.jp


目次
1、活動の内容の紹介
(1)発芽玄米ごはんの普及
(2)会の付帯的な活動
(3)第2回水の勉強会 
2、長期的な活動の主体
 安全な米の調査と斡旋である。2005年度は、一定量カドミウム汚染されていない米を確保しているが、逐年この規模を拡大していきたいと思っている。今回は資料として以下を掲げた。
2000年03年11日 カドミウム汚染・・・・・・・日々の映像から
2002年06月24日 カドミウム汚染農地・・・同
2002年07月27日 カドミウム汚染米・・・・・同
2004年08月12日 いつもの玄米の注文・・癒しの森から

1、活動の内容の紹介
(1)発芽玄米ごはんの普及
2004年8月31日に会の目的と活動を書いた。この中で健康の基本、快食・快便のための提案をした。再度掲載させていただくと次の通りである。
「現代は昔と比べて余りにも便秘の人が多い。発芽玄米ごはんで劇的に解決することが出来る。発芽玄米は、白米に比べビタミン・ミネラル・アミノ酸・食物繊維が豊富に含まれており、人間にとって必要な栄養素がぎっしりつまった理想的な低カロリーダイエット食品(詳しくは参考資料)なのです。成人者の健康を保つ根幹として発芽玄米ごはんの普及を図る」
この発芽玄米の普及は9〜11月の3ヶ月で25所帯の普及を図った。
(2)会の付帯的な活動
会の目的と活動に次のように次のように書いた。
「発芽玄米ごはんの普及という会の主目的の他に以下の推薦、啓蒙、斡旋などを行う。
イ、食 (細部は会報に掲載)  
会員と協議の上ベストなミネラル補給剤を選定して推薦する。その他食事では不足気味になる苦味の補給剤を選定して推薦する。また「一二三うどん」など独自の食の紹介と作り方の指導を行う。
ロ、適度な運動 (細部は会報に掲載)
分かっているがなかなか実行できないのが適度な運動である。運動を行なう動機付けの懇談と、なぜ運動が必要なのかなど医学的な学習の機会を作っていく。
ハ、住居環境 (細部は会報に掲載)
 アトピーの原因の一つに挙げられているダニの死骸、糞、カビの胞子などを住居環境から除去する必要がある。これらを可能にする器具を会員と協議の上選定して推薦を行う。住居環境に関する主要テーマを示せば、衛生・生きた水・きれいな空気・園芸などがある。これらのテーマも定期的な学習の機会を作る」
と書いた。ここに掲げた付帯的な活動目標を掲げたが、次の2項目は、具体的な準備が整った。
*食事では不足気味になる苦味成分の補給剤「霊芝」を会として斡旋することにした。生産者からの直通ルートが出来たので、市価の半分以下の価額で供給できるようになった。霊芝の効用を試して見たい方はご連絡ください。霊芝の効果は多く書籍に著され市販されているので、会報などでPR活動をする予定はない。多少でも関心のある方は、以下の書籍を読まれたら良いと思います。
 ・驚異の食薬 霊芝健康法 金子今朝夫著 東洋医学舎
 ・驚異の漢方「霊芝」   有地滋近畿大教授監修 東洋医学舎
 ・霊芝でみるみる血圧が下がった 森昌夫著  東洋医学舎
*上記に引用したとおり「住居環境に関する主要テーマを示せば、衛生・生きた水・きれいな空気・園芸などがある。これらのテーマも定期的な学習の機会を作る」としてあった。このことについては、3号でも一部報告してあったと通り「水と健康」というテーマで勉強会を行っている。12月6日の勉強会のテーマは下記であった.
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第2回水の勉強会  11月6日13時30分 
1、 資料(癒しの森から)
(1) 水の4つの力
(2) 水と健康の勉強会 ・ 6分子構造水の効果
(3) 水と健康の勉強会・・磁化水のクラスター
(4) 水と健康の勉強会・・小さな水がボケ症状を改善する
2、 肉の着色剤の確認となぜ認められているのか。
3、 刺身にスプレーする防腐剤はみんな知っているのか。
4、 塩素消毒もはねつける原虫(クロプトスポリジウム)は、磁気の作用で死滅するのか。
5、 磁気活水器(パイププロテクター)を取り付けると塩素の匂いが消えるのは何故か。
6、 水道水に不安を抱く人の40%は、トリハロメタンが含まれていると答えている。(水の経済学P51から)トリハロメタンは塩素と原水のなかの有機物とが反応して発生する発がん性の高い有毒物質である。この有害物質に対して、環境浄化に挑むスーパーマックスUSAはどう考えているのか。
7、 磁気活性水を使うと(水の結晶体が小さくなると)生け花が3倍長持ちするが・・その理由
8、 信州大学名誉教授の松崎五三男氏は、小さくなったクラスター(水の結晶)の特徴に関して次のような事柄をあげている。(水の経済学P111)
(1) クラスターが小さくなった結果、浸透力が増大し、毛細血管や細胞膜など、ごく微細な部分にも容易に入り込むことができる。
(2) 溶解力の増大により、血栓や脂肪分が溶解される。したがって血液の粘度を下げ、血栓の発生を防止し、血管内部の脂肪分を溶かし出す。
(3) 磁気活性水は酸化還元電位が低く、活性酸素を無害な酸素に戻す働きがある。そのため体内の活性酸素を除去する効果がある。
(4) 血液のクラスターも小さくなり、血液がさらさらになる。
上記(3)酸化還元電位が低いとは・・
この内容は、1月号でその概略を説明します。
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2000年03月11日(土) カドミウム汚染
 3月8日の毎日新聞に「昔話でないカドミウム汚染」の記事が大きく報道されていた。日本人は猛毒のカドミウムを少量とはいえ「その摂取源として一番大きいのは米だ」というから厄介である。このテーマはとても一枚には収まりそうもないので、記述しようかどうか迷っていた時、たまたま高校時代の同級生に会った。顔色が悪いので具合を尋ねると、腎臓が悪く2日に1回人工透析に通っていると言う。詳しくは尋ねなかったが、腎臓障害が重く小便も出ない状態であるとのことだった。
  世界保健機構(WHO)の勧告では「(累計の)総摂取量が2グラムになると、腎臓障害がより多く発生する。カドミウムが腎臓に蓄積して障害が起きるのは30年〜50年かかる」(3月8日 毎日)となっている。同級生は私を含め60年間も米を食べて来たから、友人の腎臓障害は、カドミウムの蓄積が原因なのかも知れないとふと思った。
  WHOでは「穀類・豆類の安全基準値を0.1あるいは0.2PPMにする案が検討されており、今年度中に0.2PPM以下が採用される可能性がある。」(3月8日 同)という。一方、日本では「1970年に米(玄米)のカドミウム含有の基準値を1PPM未満と定めた。しかし、『当初から高すぎるのでは』との議論があり、食糧庁は0.4〜1PPM未満でも“準汚染”として食用に回さない措置を執っている」(同)
  新潟県でも昨年秋にカドミウム汚染米が見付かり、生産農家が困惑しているニュースが大きく報じられていた。日本の米のカドミウム汚染は、特定の場所のみのことではなく、全国規模に広がっている。「食糧庁検査課は、カドミウム汚染の実態を探るため97年・98年に全国で焼く3万7000点の米を調べ、汚染濃度別の内訳を把握しているが『公表すると受け取り方によっては、誤解を生ずるので、0・4PPM以上のケース以外は公表できない』としている」(3月8日 毎日)すなわち、日本の米のかなりの量が0.2〜0.4PPMのカドミウム汚染米なのである。
  どうして、日本の米がカドミウムに汚染されているのだろう。「かつて、鉱山があった周辺の水田の土壌では、今もカドミウム濃度の高い処が少なくなく・・・」(同)とあるように戦前、日本の各地に小規模な鉱山が無数にあった。時折、新聞をにぎわして来た朝鮮人の強制労働による国策鉱山である。私は新潟県の元鉱山跡を3〜4ヶ所知っているが、この鉱山を源とする小河川では、今でも死の川となっている所がある。カドミウムの重金属が流れ出しているため魚は住めない河川となっている。この水が大河川に流れ込み稲作に使われているのだから日本の殆どの米は、少量のカドミウム汚染米となっているのである。
  世界保健機構(WHO)が、カドミウム含有の安全基準値を0.1あるいは0.2PPM位上に定めると「現在流通している米の一部が汚染米として出荷できなくなる恐れが出てくる」(同)
  このカドミウム汚染米の長文の記事を読んで、次のことが思い浮かんだ。
・強い解毒作用のある食べ物を習慣的に食べる必要がある。私が知っている範囲の代表はゴボウである。このゴボウのことが農業新聞に出ていたので少々引用すると「ゴボウは食物繊維が豊富な事は良く指摘されるが、このほかに解毒作用の強さから古くから民間療法に使われて来た」「解毒作用が強く、腸の悪玉菌を排出する」「苦味配糖体のリグニンが発ガン物質を無毒化する」などの効果がある。家庭でドジョウの柳川はそうそう作れないが、肉を入れた柳川鍋は簡単に作れる。ともかく解毒作用のあるゴボウを食べて、体の中に入るカドミウムを少しでも体外に排出することだ。


2002年06月24日(月) カドミウム汚染農地
 3年程前にカドミウム汚染米と腎臓(尿を排泄する内臓)の関係を記述した。その後上流(水源)に鉱山のない農地の米を買うようにしてきた。日本の農地は、汚染の強弱があるもののかなり広範囲でカドミウムに汚染されている。
  カドミウムが米を通して人体に入り込んで、神通川に代表されるイタイイタイ病が引き起こされたと分かったのは、この公害病が発生してから50年も経った1960年なのだ。これ以前は、病気の原因が分からず、イタイイタイと苦しみながら死んでいく。 
  細菌説・栄養不良説・リュウマチ説が登場して鉱毒説(カドミウム)は否定されてきた。亜鉛メッキと言う言葉があるように、亜鉛は現在でも大量に使用されている。問題は亜鉛とカドミウムは、同一鉱石の中に含まれていることだ。重量比では亜鉛の20%がカドミウムである。戦前は、経済的価値のなかったカドミウムが精錬過程の残り滓として大量に放棄堆積された。これが流れ出て広範囲の農地が汚染されたのである。
  カドミウム中毒のパターンはこうだ。腎臓障害(カルシウムの吸収を妨げる)・・骨の軟化・・・骨折となる。しかし、症状が軽い場合は、リュウマチと似ていたりして、この判定が難しい。我々は日本の米を食べて来た以上、骨の中に一定のカドミウムが蓄積している。 食品の中に含まれるカドミウムの割合は世界的なテーマだ。日本は、米の中のカドミウム0.6ppmを上回る場合には、食用にはしないことになっている。
  「欧州連合が0.2ppmと厳しい基準を採用した。国連食糧機関なども許容基準をEUと同じにする方向で調整中」(6月14日 日経)であるという。日本で0.2ppmの基準になると、現在の8000ヘクタールの10倍(8万ヘクタールが土壌改良の対象になる)(同)という。 日本の実質の稲作面積は、約230万ヘクタールだ。よって、約3.5%の農地からカドミウム0.2〜0.4ppm含まれている米が出荷されていることになる。 農地からカドミウムを除去する研究が進んでいるようだ。(日経から細部省略)上記の方法で5年が経過すると基準値以下の米が生産できると言う。ただし、1ヘクタール当たり費用が2500万円もかかる。この費用を誰が負担するのだ。

2002年07月27日(土) カドミウム汚染米
 7月20日中国社会に根強く残っている「馬馬虎虎」を記述した。この欺瞞に満ちたいい加減さは、特に中国社会にだけあるものではなく、日本の社会にも根強く潜んでいる。例を挙げればカドミウム汚染米である。このことは6月24日記述したが、毎月のように、報道があるので加筆しておきたい。まず、0.4ppmなら安全だというのも根拠がないのだ。「旧厚生省の研究班は、69年全国のカドミウム非汚染地で作られた米の濃度が最高でも0.3〜0.4ppm程度だった事から『0.4ppm以上の場合は何らかの汚染米と考えられる』という見解をまとめた」(7月9日 毎日)というから安全を確認するデータ―だとするには欺瞞に満ちている。
 7月20日このカドミウムの安全基準に根拠が全くないことが報道されていた。「コメに含まれるカドミウムの人体への影響を調べた厚生省の研究班が、食物中のカドミウムが腸でどれだけ吸水されるかを求める実験に失敗し、摂取しても健康に影響が出ないカドミウムの量を示すことが出来なかったことが分かった」という。この実験の細部は省略するが、日本の厚生労働省の示す0.4ppmなら安全というデータ―的な根拠がないのだ。WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)が示す安全基準は、0.2ppmである。これに対して、0.4ppmでも安全だとする根拠がないのだ。よって、この0.4ppmの基準は「負担の増加を避けたい業界団体に政官が歩調を合わせただけ。消費者不在の数値だ」(7月9日 毎日)と複数の専門家が批判している。
 それにしても、人体の腎臓に貯蓄したカドミウムの濃度は、日本人が世界で1番高い。日本のWHOへの報告がどの程度の調査によって報告されているのかも疑わしいといわざるを得ない。 国は、0.2ppmの基準を認めたくないのだ。この新基準にすると「年間30万トンのコメが汚染米になる」(7月9日 毎日)加えて、この汚染農地8万ヘクタールを土壌改良するには「2兆4000億円」(同)もの費用がかかる。 食の安全を優先するのか、国の財政か、このハザマでこのテーマの論議が進むのである。自己防衛をするには、6月24日に記述した対策しかないのである。


2004年08月12日(木) いつもの玄米の注文
 我が家ではもう7−8年前から、山麓の熊出という小さな集落からコシヒカリを買っている。この区域一帯の地質調査をしたことがあり、すべての小沢を含む上流に鉱山の跡地がないのである。イタイイタイ病で有名な米のカドミウム汚染は、上流の元鉱山が汚染源なのだ。そこからカドミウムが運搬されて農地が汚染されているのだ。この問題は日々の映像で何回も記述してきたが、出来ればカドミウムに汚染されていない米を食べた方がよい。
 日本の米のカドミウム濃度の安全基準は1PPMとなっている。世界の安全基準はEU 0.1/韓国0.2/豪州0.1/タイ0.1/台湾0.5/中国0.2/などとなっている。日本はカドミウム汚染米が多く、安全基準を暫定的でも0.2PPMに落とせないのである。情報は官に隠されているが、韓国なみの0.2%の安全基準にしたら、30〜50万トンの米を焼却処分しなければならない。加えて該当農地土壌の入れ代えも必要をなってくる。なんだかんだと理屈をつけて、一定の汚染米を国民に食べさせる官僚の神経が分からない。









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石田ふたみ [MAIL]

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