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2004年10月30日(土) 「死」をみつめ、「今」を生きる

癒しの森442                           

 今日は日本財団主催の死を想え(memento mori)の講演会に出席する。副題は「死」を見つめ、「今」を生きる・・であった。講演1は余りのも有名な聖路加国際病院理事長の日野原重明先生であった。演題は「有終の美を願っての生き方の選択」であった。講演2は余りのも有名な筑波大学名誉教授の村上和雄先生であった。演題は「宇宙から生まれ、宇宙へ帰る」であった。講演を聴いての全体的な印象は、両先生の講演を踏まえて癒しの森を100回も書けるのでないかと思ったほどである。それほど、多くの示唆を与えてくれた講演であった。ここでは、講演の一部を紹介させて頂く。

 日野原重明先生講演の骨子は、仏教で説く「生・老・病・死」と言う四苦を、よく生き、よく病み、よく老いるか、そして最終の死を前にどのようによく有終の美を獲得することができるか・・・であった。村上和雄先生の講演は、「生命の暗号」などをここで書いたことがあるので、最も興味深く聞いた。哲学的な背景もありやや難しいが、「宇宙には目は見えない何か偉大な存在があるのではないか。その存在や働きかけがなければ、私たちは生きられない。それを私はサムシング・グレートと名付けいる」と言うものであった。癒しの森で、宇宙のことを何十回も書いた。宇宙の偉大な存在(サムソン・グレート)に対する信仰ともいえる。

 ・死があると 思うところに 生ありき 死とは宇宙に 溶け込む姿
     


     


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石田ふたみ [MAIL]

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