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2004年09月27日(月) ベルリン・マラソン渋井選手が日本新記録で優勝 

 また女性の時代を感じさせる出来事が起こった。第31回ベルリン・マラソンが26日行われ、女子は渋井陽子さん(25)=三井住友海上=が世界歴代4位にあたる2時間19分41秒の日本新記録で優勝というか快挙を成し遂げた。同マラソンは日本女子が5連覇という快挙になった。

 右の拳を突き出してゴールする渋井陽子さん。渋井陽子さんは、アテネ五輪代表の座を懸けたことし1月の大阪国際女子は9位と惨敗している。中国での3度にわたる高地トレーニングに悔しさをぶつけたという。「今までの苦しさがばねになった。まだまだこれからです」と25歳の大型ランナーはさらなる飛躍を誓っている。

 今回の渋井陽子さんの優勝で日本女子マラソンの層の厚さが際立っている。ここで主要なメンバーの名前を顕彰の意味で記述しよう。
高橋尚子(スカイネットアジア航空)  2時間19分46秒  シドニー金メダル
野口みずき(グローバリー)      2時間21分18秒 アテネ 金メダル
渋井陽子(三井住友海上)      2時間19分41秒  ベルリン優勝
土佐礼子(三井住友海上)       アテネ5位、
坂本直子(天満屋)            アテネ7位

 1998年3月の名古屋以来、日本最高記録(現在は日本記録)保持者として君臨した高橋尚子さんがここまま終わるとは思われない。4年後の北京五輪は上記の5人の中から誰が代表になるのか。日本女子マラソンの「日本最速」の称号は、そのまま「世界最速」の称号なのだ。
   
 ・今までの 苦しさばねに 勝ち取った 日本新での 見事な輝き


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石田ふたみ [MAIL]

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