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2004年08月17日(火) 野村忠宏選手:前人未到の3連覇 

 1996年にすい星のごとく現れた野村忠宏選手(60キロ級)は、その年のアトランタ五輪で金メダルを獲得した。00年シドニー五輪も連覇。そして今年、金メダル候補第一人者としてアテネ五輪に臨み驚異の3連覇を成し遂げた。「3回連続、これは前人未到だ。当分破られそうもない」と偉業を称える声に野村は「破られないことを祈っています」(スポニチから)と笑いながら応じた。妻が言うには「きりりとした最高の日本男子の顔」であるという。野村忠宏選手の「やはり世界で1番強いのは自分」と感じていることが表情に滲んでいるのだろう。
 
 野村を天才たらしめているのは、やはり世界最高峰の「技」であるという。「五輪、世界選手権の20勝のうち一本勝ちは17戦。技の種類は10種類にも及ぶ。やはり一本勝ちの多い井上康生と比べると、世界大会での19戦の一本勝ちで技は7種類。井上をしのぐ技の多彩さを誇っている」(サンケイスポーツ)のである。しかも、相手を中心に8方向にあるといわれる技をすべてマスターしているという。「前か後ろか右か左か、それとも…。相手の警戒を絞らせない豊富で多彩な技。しかもスピード、切れ、パワー、センス、勇気を兼ね備える。シドニー五輪は全部違う技で勝つ」との宣言通りに勝ったのだ。昨年の世界選手権で対戦相手に「次はどの技を掛けられるか楽しみだった」と言わせた有名な話が残っている。
                
  ・世界一 前人未到の 3連覇 勇気兼備の 技のかずかず



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石田ふたみ [MAIL]

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