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2004年08月07日(土) 無数の露がキラキラ光る

 朝の散歩のことを初めて癒しの森に書いたのは、5月30日であった。この時はこんな一文を書いた「ドイツの哲学者カントは、毎日決った時刻に散歩していたという。彼の優れた思想は、「座っている時」でなく「歩いている時」に現れたという。この一文に触れ、癒しの森の行き詰まりを打破するため、一念発起し早朝の散歩を実行している」すなわち、歩くことで血液の循環が良くなり、脳も刺激され癒しの森の記述テーマが見付かるとのイメージを持ったのだ。

 少々の日時で上記のイメージが誤りであったことに気づく。それは歩くこと自体が癒しであり、自然を肌で触れることによって癒しも森のテーマが次々に生まれることであった。毎日ほぼ同じコースを歩いているのであるが、自然はいつも異なる朝を演出する。今日は5時50分に家を出た。少しひんやりとし天も高く初秋を感じさせる気持ちのよい朝であった。コースの一部200メーターは、ほぼ太陽に向かって歩く場所がある。太陽の角度は15°余りであった。稲には無数の露が付着し、太陽の光を受けてキラキラと光っていた。自然が作り出す一瞬の名画であった。
               
  ・天高く 秋の風情の 今日の朝 無数の露が キラキラ光る


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石田ふたみ [MAIL]

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