| 2004年07月06日(火) |
始めて笑うおばーちゃん |
6月25日「初夏の草いきれ」と題して朝の散歩のことを書いた。今日は毎日のように会う推定80歳代のおばーちゃんのことを書くことにした。家を出て十分余り歩くと、西川の堤防に出る。堤防に到着する場所に歩道用の橋があり、一休み出来る石がおいてある。そこにほとんど毎日真っ黒に日焼けしたおばーちゃんが休んでいる。「おはよう」と声を掛ける。おばーちゃんは無表情に首を縦に振るだけである。 こんな状態で3週間余りたったある日、そのおばーちゃんは無表情のまま私に手を差し出すのである。何かと思ってその手を見ると「飴玉」であった。6月20日福島への旅行帰りで、喉が痛かったので不思議な思いでもらって口の中に入れる。この間。おばーちゃん全くの無表情なのである。よって、笑いを忘れたおばーちゃんなのかと思った。それから10日間余り何時もの無表情でおばーちゃんの頭をペコンと下げる挨拶が続いた。3日前冷蔵庫からオロナミンCを出して、何時もの橋のところへ行く。そして「おばーちゃん、栄養ドリンクだ、口が堅いので開けてやるよ」と言って差し出す。このおばーちゃんがなんと始めての笑顔で「ごっそさんだね」と応対する。人は条件が整えば笑顔が出るものである。 ・おはようと 声の中にも 心あり 笑顔を生み出す ドリンク一本 ・初めての 言葉の単語は ごっそさん 声を出しつつ こぼれる笑顔
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