決まり切ったことであるが、人の活動の原点について少々記述したい。 以前、日々の映像で書いたことがあるが、人間は「人と人との間で育つので人間」なのである。すなわち人と人とのコミュニケーションが欠落すると異常人間になって行くことは容易に理解できる。社会で問題になっている若者は、子ども時代からのコミュニケーション不足が原因と言っても過言でない。 ここでは、家族以外の人と人との人間関係で生まれる媒体について書きたい。人と人と結びつけることを客観的に観察すると、必ず何かが媒体になっている。最近特にそれを強く感じるのは妻の園芸である。妻は家の周りで百鉢余りのプランターに花を育てている。ここを通る人が立ち止まって、談笑の花を咲かせる。中には改めて「何時もここを通るときに鑑賞しています」と挨拶していく人もいる。 過日は、家の周りのプランターの花について、潤いを与える素敵な行為だと新潟日報に投稿したが、新聞の掲載までは行かなかったと見知らぬ人が話しかけてくるのである。妻の喜びようはここで記述するまでもない。硬く文章を結ぶようであるが、新しい人とコミュニケーションは何か文化的なテーマが媒体になっているのである。漬物の話とか何か文化的なテーマを持っている人は、コミュニケーションの輪が広がっていくことは確かである。
・人と人 新たな出会いを 誘(いざな)うは 小さな文化が その道しるべ
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