| 2004年04月03日(土) |
高橋尚子を外した選考の余燼 |
五輪代表から高橋尚子を外した選考の余燼は当分続くと思う。なにしろ、2時間19分46秒の日本記録保持者を代表から外したのである。今回五輪代表となった野口みずき(25)、坂本直子(23)、土佐礼子(27)がたいした成績を上げられず、高橋尚子(31)がこれからのレースで日本記録を更新したら、日本陸連の澤木啓祐強化委員長はどう弁明するのでろう。 高橋尚子選手(31・スカイネットアジア航空)が2日、朝日新聞社のインタビューで心境を語っていた。 五輪代表から外れてから手紙など大勢のファンから励ましを受けて「人のあったかさを知りました」(4月3日・朝日から)と改めて感謝の言葉を繰り返していた。現在は気持ちも落ち着き、「走る気持ちは満々です」と落選の悔しさから立ち上がり、再出発に向けて意欲を漂わせている。 今後の予定としては、ベルリン(9月26日)やシカゴ(10月10日)のほか、来夏の世界選手権(ヘルシンキ)の代表選考会を兼ねた東京国際女子(11月21日)も視野に入れて検討するという。記録面でも自己ベストである2時間19分46秒の日本記録更新を目指すことを宣言している。そして「2時間17分には手が届くと思う」と言い切っているのだ。そして「ファンのみなさんに感動してもらえるようなレースをする」と結んでいる。 ・この秋に 悔しさ胸に 颯爽と 日本記録の 更新レース
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