|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
それから一週間、何事もなく過ごした。晴仁は相変わらず窓口をしていた。遅くなる時は冬季は兄である春季、姉である夏季と秋季とともに帰るようにしていた。本当に誰もいないときは上田を頼った。 『シンクタンク』の一員となり、なんとなくだがメンバーがわかったような気がする。冬季の憶測では上田と兄である春季、そして岡崎兄弟。クラスメイトの高山貴乃も怪しい気がする。 休みの日に晴仁の家へ行ってそんな話をした。 「なんで他のメンバーのことを知らないんだ?」 聞きたかったのはもっとほかにもあったが、とりあえず改めて尋ねた。 「シンクタンクはメンバー同士でも明かさないんだよ。だって誰に狙われているかわからないからね。危険をなるべく排除しているんだ。結局動いているのは田学生徒だからね」 「ふうん」 「俺もよくわからないけれど田学の『シンクタンク』というのは昔いろいろあっていろいろな組織から狙われているらしんだ」 「いろいろって、本当にいろいろあったんだな」 「うん。何故か日本のトップシークレットも知れる組織として名が上がっている。実際は学校内の範囲でしか活動していないんだけどね」 「……本当になんでなんだ?」 「でも、学校という組織である以上、他の学校にも影響がある。この前の山田工学だけど、冬季のお兄さんが……いや、やめとくよ」 「?」 「また山田工学が来たら冬季はとりあえず逃げといて」
|