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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
ララさん!おめでとう! 天王寺動物園の赤ちゃんも順調に育っているので、まずはめでたいです。 田中学院 高等部2年 オカルト研究部部長 東可奈。 「可奈ちゃん、たくさん入部希望部員がいるよ」 呆れた口調で高山貴乃が言った。 「知ってるわ。ほっといて大丈夫よ」 「岡崎元部長の時は誰も入ろうとしなかったのにね」 良介は田中学院大学部にそのまま進んだ。時々顔を見せるが、大学生には中・高等部の部活には入れないという規則がある。 「もし君たちがこの部を辞めるというなら、構わないよ」 高崎麻代を救った後、良介はそう言ったが二人は首を横に振り、そして今も存続している。二人は部活を休みがちだったが、可奈の方が活動日数が一日多かったため部長に就任した。 「こんにちは、先輩」 部室に入ってきたのは、去年入った中等部の少女、桐島麻代だった。もちろん、オカルト研究部が人知れず救ったあの高崎麻代である。記憶がないという彼女だったが、どんな因果なのかオカルト研究部に籍を置いている。 「今日は、毎月恒例の交霊会ですよね?」 「麻代ちゃん! そんなことよりさ、遊びに行かない? こんな天気のいい日に部室に閉じこもっているのって良くないわ!」 と、貴乃。 「先輩、そうも行きません。岡崎先輩との約束ですから」 「そうね。貴乃ちゃんの言うことも、麻代ちゃんの言うことも正しいわ。交霊会をちゃっちゃっと済ませて、紅茶でも飲みに行きましょう」 「やったー!」 桐島麻代。彼女は誰からもあの幽霊と噂されることなく、平和に田中学院に通っている。そして、急に入部希望者が増えたのは彼女のおかげだった。彼女は田学一の美少女だった。 「ところで、可奈ちゃん、大量の入部希望者はどうする?」 入部希望の束を見せて貴乃は聞いた。 「そうね、使い魔に選ばせるわ。ま、きっと全員下心があるんでしょうけど。そんなことより、交霊会始めるわ」 準備を始めて、さっそく取り掛かる。 「やっぱり、今日も何もきませんでしたね」 「そんなもんよ……えっ?」 「何か来たよ、可奈ちゃん!」 そして、三人は大きな事件を引き起こすのだが、それはまた今度。 おわり
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