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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
妖怪ウォッチが楽しい。 ルイが部屋に戻っても相部屋の相手はいなかった。カーテン一枚で仕切られた部屋には戻ってきた形跡もなかった。仕方がなくルイは寝ることにする。その後、眠りにつくかつかないかの間に誰かが入ってきたような気配があったが睡魔に勝てずそのまま眠ってしまった。 翌朝、やはり相手はいなかった。王城へ行くのだからいつもより念入りに髪をとかして身だしなみを整えた。バルクとアニムはすでに準備を終えて玄関先で待っていた。 「待たせた?」 「いいや」 「軽く何か食べてから行くぞ」 下宿を出て、パン屋でサンドイッチを買って適当な公園で食べてから王城に向かう。王城ではバルクが顔を見せただけで城の中へ通った。 「顔パス!?」 「ああ、俺の従兄弟だ」 「従兄弟?」 「叔父さんの息子ってところで放浪の旅に出た結果、先代バンデン国王直々に腕を買われて兵士になって、嫁さんも騎士団長の娘でその息子も優秀だから」 「そこまで来ると、世界中にお主の親戚がいるようだのう」 「そうでもねえさ」 バンデン国王はすぐに謁見してくれるということで、バルクは使用人に手紙を渡した。 「これを読んでくれた方が早いと思う」 「お預かりします。少々お待ちください」 バンデン国王はまだ若い青年だった。 「初めまして、お噂はよく聞いてます」 果たしてどんな悪評なのかとバルクは内心不安だったが、国王はにこやかだった。 「見ての通り、今我が国はドラゴンの宝の噂で混乱になっている。国が潤うのは良いが、これではどうにもならん。バルク殿の言う通りにしようと思う」 国王が合図すると、二人の男が現れた。 「話は通した。バルク殿の作戦に乗ろう。この二人が動いてくれる。あ、そうだ。バルク殿が見つけたというドラゴンの宝を見せてもらっていいか?」
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