|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
鼻が辛すぎて市販薬飲んだ。 ロイタスはフローズンドラゴンだ。その名の通り凍れるドラゴン。体は氷でできているかのように堅く冷たい。そのため、ロイタスの背には厚手の毛布が何枚もかけられていた。 「乗れ。送っていくから」 「いいのか?」 「もちろんだ。あれはヒトの手に渡るよりは、セルヴェスが持っていたほうがいいだろう」 三人が背に乗るのを確認するやロイタスは飛び立った。 「で、ロイタス。その宝はどこにあるのだ?」 「まずはあの森に戻る。そして旧王城の地下入り口へ行く」 「その場所、知っておるのか?」 「さあ」 バルクとルイは真っ青になった。ロイタスの冷気ではなく彼の返事によって。しかしアニムは平然としている。 「では、それをどうやって探すのだ?」 「妖精に聞いてみよう。あの森には多くの妖精たちが住んでいる」 この世界ではドラゴンと妖精は同じ仲間だ。妖精主によって統べられている。 「ところでどうやって私たちを山まで連れてきたの?」 「あまりに良く眠っていたので、つい。しかし途中でうっかり落としそうになって、妖精たちに助けてもらった」 「それって、そのまま落下してたら死んでたってことか?」 バルクが思わず尋ねて『しまった』と思った。ロイタスは答えなかった。ドラゴンとは、やはり恐ろしいものだ。
|