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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
最近なんか忙しくて予定通りにゆかない。 朝目覚めると景色が変わっていた。 「何事だ!」 バルクが驚いている。森の景色は山の景色になっていた。 「ここはどこだ?」 バルクの声に目覚めたルイも驚いてあたりを見回した。 「何?ここ?」 「山……ここはドラゴンの長の山ではないか?」 「長の?」 だいぶ前に三人はここに訪れたことがある。 「でもどうして?」 「私が連れてきた」 現れたのは、背の高い青年だった。少しだけだがあたりが冷えたような気がする。 「あなたは、確か、ロイタスさん?」 ルイが恐る恐る尋ねる。 「そうだ」 「なぜ、小生らをここに?」 「お前たち、セルヴェスの宝を探しているのだろう?」 ロイタスは顔色を変えずに尋ねる。バルクがちらりとアニムを見る。『ここは言い出しっぺのお前が答えろ』と言った目だったので、彼は仕方がなく一歩前に出た。 「そうだ。でもそれは金目的ではないのだ」 アニムは理由を正直に話した。軽く自分の身の上を話してから貴族のことを伝える。 「ふうん、なるほど。わかった探すのを手伝おう」 「へ?」 「セルヴェスの宝かどうかわからんが、たぶん、あれのことだろうから」 「アレ?」 「ああ、心当たりがある」
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