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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
とりあえず遠出も何もしなかった。 魔王が動き出した。 と聞いても二人はぽかんとしていた。ニーシャも落ち着いた様子だった。 「ふーん。で、今度は何?」 「どうせまた、欲しい物があるんじゃない?」 「ま、くだらねーことだろうな」 しかし万が一ということもある。三人はミナがいる教会へ向かった。 ミナは三人が来ると教会の隣にある自宅へ誘いお茶を出した。 「みんなお疲れ様、ニーシャ、ごめんね呼びに出して」 「ううん、魔王のことはミナが一番知っているからね」 「で、その魔王は今度は何をたくらんでんだ?」 「それがね……」 魔王は最近欲しいゲームを予約注文したらしい。しかしお小遣いが足りず、どうやら人間世界にやってくるらしい。 「なんだよ、それ」 アズマは情けない顔をした。 「頭痛くなりそう」 「問題は、その足りないお小遣いをどう補うかなのよね」 魔王は実はたいした奴ではなかった。幼稚な故に無邪気でそれ自体は無害である。しかし、強大なる体と強大なる力、強大なる魔力を持つため、いざというときはやっかいな相手だった。 「とにかく注意しているから」 ミナはため息をついた。
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